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【初心者向け】FXのやり方・始め方を基礎から解説!取引の流れや口座開設の方法も紹介

「FXを始めてみたいが知識がない」「FXを始めるためには何が必要なのか」

この記事では、ご覧のような疑問を抱える初心者のためにFXのやり方を1から解説していきます。

FXを始める際には証券会社が提供しているFX口座を開設しなければなりません。FX口座の開設には本人確認書類などが必要となりますが、ここではどういったものを用意すれば良いのかを詳しくまとめました。

また、実際に取引するときのやり方やFX口座の入出金方法、おすすめの証券会社といった情報も詳しくご紹介していきますので、これからFXを始める方はぜひ参考にしていってください。

FXのやり方-概要
  • FXの口座開設方法
  • FXの入金のやり方
  • FXの取引のやり方
  • FX初心者におすすめの証券会社3選
  • FXトレードの上達方法
目次

そもそもFXとは?基本情報を簡単に紹介

FXとは「外国為替証拠金取引」を表す言葉です。簡単に言えば通貨同士を売買することで生じる「差額」を利益として受け取る投資となります。

たとえば米ドル円の価格が130円のときに買い、135円になったとき売ったとしましょう。この場合は差額となる「5円」が利益となります。

そして、FXではこうした取引を1万通貨単位や10万通貨単位でおこないます。1万通貨分の米ドル円を買った場合は「1万ドル=130万円」が「1万ドル=135万円」になるので、5万円の利益が得られるということです。

しかし、FXを始めていきなり130万円を用意するのは難しいという方もいると思います。そんな方たちのために用意されているのが「レバレッジ」という仕組みです。

レバレッジとは
  • レバレッジとは自分の資金を倍化してくれる仕組みのこと
  • 自己資金10万円の場合、10倍のレバレッジを使えば「10万円×10倍=100万円」の注文が出せる
  • 国内の証券会社では最大25倍までレバレッジを使える

FXではこうしたレバレッジを駆使しながら取引をおこなっていきます。もちろん1万通貨より少ない量から取引を始めることも可能です。(最小注文量は証券会社によって異なる

中には1通貨から注文できるところもありますので、少額からスタートしたい方はそういった証券会社を選んでみてください。

FXの口座開設のやり方・始め方を初心者向けにわかりやすく解説

ここではFXの口座開設のやり方や始め方をご紹介していきます。

  • 公式HPから口座開設の申し込みを行う
  • 必要事項をもれなく記入する
  • 本人確認書類・マイナンバーを提出する
  • 証券会社による審査を受ける
  • ログインIDとパスワードを受け取る

初心者の方でも分かるように画像を使いながら簡単に解説をおこなっていきますので、ぜひご覧ください。

1.公式HPから口座開設の申し込みを行う

FXの口座を作るときには各証券会社の公式HPから手続きを進めていきます。ちなみにご覧の画像は「GMOクリック証券」が提供する「FXネオ」というFX口座を開設するときの画面です。

各証券会社の公式HPにはこうした口座開設ページが用意されていますので、利用したい証券会社が決まったら公式HPにアクセスしてください。

ネット上には公式HPを装った詐欺サイトもあります。詐欺サイトで個人情報などを入力すると大切な情報を盗まれる危険性があるため、必ず公式HPから手続きをおこないましょう。(URLをチェックすることが対策に繋がる)

2.必要事項をもれなく記入する

公式HPから口座開設フォームに進むとご覧のような画面が表示されますので、必要事項をもれなく入力していきます。

なお、参考例としてGMOクリック証券の口座開設フォームに入力する内容を以下にまとめてみました。

必要事項の一例
  • 氏名
  • 氏名(カナ)
  • 氏名(ローマ字)
  • 生年月日
  • 性別
  • 郵便番号
  • 電話番号
  • メールアドレス
  • 国籍に関する情報(米国納税義務など)
  • 職業
  • 投資に関する質問(FX取引の投資目的)

国内証券会社の口座開設をするときには国籍や投資に関する質問に答える欄が設けられています。(米国居住かつ米国納税義務があると日本の証券会社を利用できないため)

なお、職業や投資の目的によって審査が否決されることはないので安心してください。重要なのは入力した氏名や住所などがこの後に提出する本人確認書類と相違ないかどうかという点です。

そのため、ここの手順では入力ミスだけ気を付けましょう。

3.本人確認書類・マイナンバーを提出する

個人情報の入力が済んだら、次に本人確認書類の提出作業に移っていきます。

こちらも参考としてGMOクリック証券で提出が認められているものをまとめたのでご覧ください。(他社に関してもほぼ同様の内容)

提出可能な本人確認書類・一例

【日本国籍の方(顔写真付き身分証あり)】

  • 運転免許証
  • 住民基本台帳カード(顔写真あり)
  • 個人番号カード(マイナンバーカード)
  • パスポート(日本国が発行する旅券)

【日本国籍の方(顔写真付きの身分証なし)】

  • 各種健康保険証(カード型健康保険証)
  • 各種健康保険証(紙型健康保険証)
  • 各種年金手帳(厚生年金、国民年金、共済年金等)
  • 印鑑登録証明書
  • 住民票の写し

【外国籍の方】

  • 在留カード
  • 特別永住者証明書

FX口座を開設するときにはマイナンバー情報の提出が必要です。マイナンバーカードを持っていればそちらの画像と自身の顔写真をアップロードするだけで本人確認手続きが終わります。

マイナンバーカードを持っていない場合は「運転免許証+住民票(マイナンバー記載の写し)」など、2つの本人確認書類を組み合わせてマイナンバー情報を補完します。

4.証券会社による審査を受ける

必要事項の入力と本人確認書類の提出が完了すると、証券会社側で審査がおこなわれます。

このときチェックされているのは登録した情報と本人確認書類の内容に相違がないかどうかです。また、本人確認書類に記載されている情報が読み取れるかどうか重要なので、アップロードする画像はなるべくキレイに撮りましょう。

5.ログインIDとパスワードを受け取る

証券会社側の審査が終わると、登録したメールアドレス宛に「口座開設完了メール」が届きます。(郵送手続きをおこなった場合は簡易書留郵便が届く)

届いたメールや郵便物にはログイン用のIDと初期パスワードが記載されていますので、そちらを使って開設したFX口座にログインしてください。

自身のマイページにログインできたら取引スタートとなりますが取引するには資金が必要です。ということで、次に入金のやり方を見ていきましょう。

FXの入金のやり方

国内証券会社で使える入金方法は銀行窓口やATM、オンラインバンクからの振込のみとなります。

入金のやり方は以下の通りなので参考にしてください。

入金のやり方(参考:GMOクリック証券)
  • マイページから「入出金・振替」を選択
  • 「即時入金サービス」から利用する金融機関サービス名を選択
  • 「入金額」を入力
  • 各金融機関のHPに移動
  • 各金融機関のページにログインして入金を実行

こちらはオンライン振込をするときの手順です。オンラインバンクを使っていない場合は「マイページ」から「入出金先金融機関」を選択し、振込先の口座情報を確認してください。

口座情報が分かったら、あとは振込先を間違えずに希望の金額を入金するだけとなります。(コンビニATMでも入金は可能)

FXトレードのやり方・始め方

ここではGMOクリック証券の取引画面を参考にしながらFXトレードのやり方をご紹介していきます。

初心者でも分かる形で注文方法や決済方法をまとめたのでご覧ください。

1.注文方法を選ぶ

FXにはいくつかの注文方法があります。取引する場合には注文方法を決めてから注文を実行しますので、その内容をあらかじめ把握しておきましょう。

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注文方法内容
成行注文リアルタイム価格で即時注文を出す方法
指値注文買い注文であれば現在価格よりも安い価格を指定
売り注文であれば現在価格よりも高い価格を指定
逆指値注文買い注文であれば現在価格よりも高い価格を指定
売り注文であれば現在価格よりも安い価格を指定
IFD注文新規注文と決済注文を同時に出し、新規注文が約定後に決済注文が自動的に発注される注文方法
OCO注文2つの注文を同時に出し、一方が約定した場合はもう一方が自動的にキャンセルされる注文方法
(一般的には指値注文と逆指値注文を同時に出す)
IFD-OCO注文新規注文が約定した場合の決済注文をあらかじめOCO注文で設定しておける注文方法

ご覧のように様々な注文方法がありますが、初心者の場合は分かりやすい「成行注文」や「指値注文」から使ってみてください。

2.通貨ペアを決める

取引できる通貨ペアの種類や数は証券会社ごとに異なります。トレーダーはその中から取引したい通貨ペアを選び、現在の価格やスプレッドの幅を確認します。

ちなみに上の画像は取引する通貨ペアを米ドル円からユーロ円に変更したときの画面です。先ほどの画像と見比べると中央に表示されている通貨ペア名や価格が変わっていることが分かると思います。

なお、選ぶ通貨ペアによって値動きの幅や必要となる証拠金額が変わってきますので、そういった点も覚えておきましょう。

3.注文金額を入力する

FXでは取引する数量を選んで注文を実行します。上の画像では「1ロット=1万通貨」の注文を出そうとしていますが、この場合に必要な金額は以下の通りです。

注文に必要な証拠金額
  • 注文時の価格×注文量÷レバレッジ倍率=注文に必要な金額(必要証拠金額)
  • 143円×10,000通貨÷25倍=57,200円

ご覧のように米ドル円レートが約143円のとき、25倍のレバレッジを使った状態で1万通貨の注文を出す場合は「57,200円」の証拠金が必要となります。

なお、証券会社によっては1通貨から注文できるところもありますので、自分の資金に合ったところを選んで取引をしましょう。

レバレッジ倍率に関しては25倍に固定されているところもあれば、いくつかのレバレッジ(5倍/10倍/25倍など)から選べるところもあります。

4.売り・買いを選ぶ

FXの取引では「売り注文」と「買い注文」が選べます。

これから価格が下がると予想した場合は「売り注文」を選び、価格が上がると予想した場合には「買い注文」を選ぶということです。

売り注文と買い注文を間違えると想定外の損失を負ってしまいますので、注文ごとに設定を確認しましょう。

5.保有中のポジションを決済する

FXでは保有しているポジション(注文)を「決済」することで利益や損失が確定します。

決済するときは決済画面を開き、そこから決済するポジションと数量を選んで実行しましょう。

なお、損失が出ている状態で決済することを「損切り」、利益が出ている状態で決済することを「利確(利益確定)」と呼びます。

誰しも損失が出ている状態では決済をしたくありませんが、予想が外れたままのポジションを保有し続けるのは危険です。そのため、さらに大きな損失を被る前に損切りするという決断が重要となってくるわけです。

注文を出すときにあらかじめ「価格が○○円になったら損切りする」「価格が○○円になったら利確する」といった設定をしておくことも可能です。

FXの基本的なトレードスタイルを紹介

FXの基本的なトレードスタイルは以下の通りです。

  • スキャルピング・デイトレード
  • スイングトレード
  • スワップポイント運用
  • 自動売買

スキャルピング・デイトレード

スキャルピングは、短時間の値動きを狙って利益を出すトレードスタイルです。数分から数十分の短い時間で取引を行い、小さな値幅の利益を積み重ねます。デイトレードは、1日を通してポジションを持ち、数時間から数日で利益を狙うスタイルです。

スキャルピングやデイトレードは相場の小さな変動を捉えることが重要で、短期的なトレードスキルが必要となります。

スイングトレード

スイングトレードは、中期から長期の値動きを狙って利益を出すトレードスタイルです。数日から数週間のポジションを持ち、相場のトレンドに沿ってトレードを行います

スイングトレードは、デイトレードやスキャルピングと比べると時間的な制約が少なく、比較的ゆったりとトレードを行えます。

スワップポイント運用

スワップポイント運用は通常のトレードとは異なり、ポジションを長期間持ち続けることで獲得できる金利差を狙ったトレードです。

通常、スワップポイント運用は短期的な値動きよりも長期的な金利の変動を見越したトレードとなります。

自動売買

自動売買は、プログラムによってトレードを行う方法であり、人間の感情の影響を受けずに機械的に取引が行われます

自動売買はトレードのルールを作成し、それに基づいて自動的に売買を行うためトレーダーの負担を軽減できます。

FX初心者におすすめ!少額から始められる証券会社3選

ここからはFX初心者におすすめしたい少額から取引を始められる国内証券会社3選をご紹介していきます。

  • GMOクリック証券
  • SBIFXトレード
  • 松井証券

それぞれの証券会社における主な特徴やおすすめするポイントをまとめたのでご覧ください。

GMOクリック証券

GMOクリック証券_キャンペーン
引用:GMOクリック証券
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項目概要
運営会社GMOクリック証券株式会社
設立2005年10月
登録番号関東財務局長(金商)第77号
口座数約780,000口座(2023年4月時点)
取引単位1,000通貨
取引手数料無料
スプレッド米ドル円:0.2銭
ユーロ円:0.5銭
(原則固定、例外あり)
スワップポイント米ドル円:198円(1万通貨)
取引銘柄数20通貨ペア
  • 使いやすい取引ツールを用意
  • 1000通貨から取引可能
  • 口座開設+新規取引で最大30万円キャッシュバック

GMOクリック証券ではパソコンとスマホにそれぞれ対応した「高性能」かつ「使いやすい取引ツール」が用意されています。

取引ツールの性能は利益に直結する部分と言えますので、その点で考えるとGMOクリック証券は非常に優秀です。

また、GMOクリック証券では最小1000通貨から注文を出せます。他社の中には最小注文量が1万通貨に固定されているところもありますが、GMOクリック証券なら自分の好きな注文量を選べるので便利です。

さらに口座開設+新規取引という条件をクリアすることで最大55万円分のキャッシュバックが受け取れるのも魅力的な部分となっています。

SBI FXトレード

SBI_キャンペーン
引用:SBIFXトレード
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項目概要
運営会社SBI FXトレード株式会社
設立2011年11月
登録番号関東財務局長(金商)第2635号
口座数約300,000口座(2020年9月時点)
取引単位1通貨
取引手数料無料
スプレッド米ドル円:0.18銭
ユーロ円:0.48銭
(原則固定、例外あり)
スワップポイント米ドル円:205円(1万通貨)
取引銘柄数34通貨ペア
  • 最小1通貨から取引可能
  • スワップ増量・スプレッド縮小キャンペーンを定期的に実施
  • 口座開設+新規取引で最大およそ100万円キャッシュバック

SBIFXトレードは最小1通貨から注文できる証券会社です。そのため、1ドル相当(120円~130円)からFXを体験できます。

初心者の場合はこうした証券会社を使ってFXの勉強をするのもおすすめなので、ぜひ参考にしてみてください。

また、SBIFXトレードでは定期的にスワップポイントが増量となるキャンペーン特定通貨ペアのスプレッドが狭くなるキャンペーンを実施しています。

さらに新規口座開設者へのキャッシュバック額が最大およそ100万円と高額なところも大きな特徴として挙げられます。

松井証券

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項目概要
運営会社松井証券株式会社
設立1931年3月20日
登録番号関東財務局長(金商)第164号
口座数約1,400,000口座(2023年3月時点)
取引単位1通貨
取引手数料無料
スプレッド米ドル円:0.2銭
ユーロ円:0.5銭
(原則固定、例外あり)
スワップポイント米ドル円:213円(1万通貨)
取引銘柄数20通貨ペア
  • 最小1通貨から注文可能
  • 裁量トレードと自動売買の両方に対応
  • 選べるレバレッジ倍率

松井証券は業界トップクラスの運営歴と実績を持つ証券会社です。そんな松井証券でも最小1通貨から注文ができます。

また、松井証券の魅力は手動でおこなう裁量トレードと自動売買の両方に対応しているところです。1通貨から自動売買ができるのは今のところ松井証券だけなので、これは大きな特徴と言えるでしょう。(2023年4月時点)

さらに松井証券の場合はレバレッジ倍率を自分で選択することが可能です。「1倍/5倍/10倍/25倍」とコースが分かれていますので、好きなレバレッジ倍率を選んで取引をおこなってみてください。

FX初心者はやめとけって本当?

ネット上でFXの評判や口コミを調べていると、たまに「初心者はFXやめとけ」といった意見が目につくこともあります。

「なぜFXはやめとけと言われているのか?」という疑問もあると思いますが、ここではFXで失敗した人のツイートを参考にしながらその真意をご紹介していきます。

ご覧のようにFXでは数十万円~数百万円単位のマイナスを負うことも珍しくありません。

特にFXのやり方や仕組みを知らない初心者がいきなり高額なトレードをすると、同じような失敗をする可能性が高いので「やめとけ」と言われているわけです。

とはいえ、もちろんFXで稼いでいる人もたくさんいます。そこで、次の項目ではFX初心者がトレードを上達させる方法をご紹介していきます。

FX初心者がゼロからトレードを上達させるためのやり方

FX初心者がゼロからトレードスキルをアップさせる方法がこちらです。

  • FXの基礎知識を一通り勉強する
  • 無料のデモトレードを活用して実践形式で練習する
  • 操作に慣れたら少額入れてトレードしてみる
  • チャートや経済指標を用いた分析のやり方を理解して試してみる
  • トレードと分析を繰り返して場数を積む

それぞれの内容を分かりやすく解説していきますのでご覧ください。

1.FXの基礎知識を一通り勉強する

FXを始めるのであれば、まず以下の点を一通り勉強しましょう。

  • 専門用語
  • 注文方法
  • トレード形式

たとえばレバレッジやスプレッド、スワップポイントといった基本的な用語はその内容を理解しておかなければなりません。

ちなみにレバレッジは法律により最大25倍までと定められていますが、スプレッドやスワップポイントは各社が自由に決められます。

そのため、FX口座を開設する際は各社のスプレッドやスワップポイントを確認することが大事です。

また、先ほど軽く触れましたがFXには「成行注文」や「指値注文」など様々な注文方法があります。相場の状況によって注文方法を変えることも大切なので覚えておきましょう。

あとは自分で注文・決済をおこなう「裁量トレード」と自動売買プログラムを使った「システムトレード」のメリット・デメリットを理解しておくことも重要です。

2.無料のデモトレードを活用して実践形式で練習する

FXのスキルをアップさせるためには座学だけでなく実戦経験を積むことも必要です。

多くの国内証券会社では無料で利用できる「デモ口座」を用意していますので、そこでFXの基本的な流れを体験してみましょう。

また、デモトレードでFXの練習をおこなうと取引画面の使い方や操作方法が学べます。

3.操作に慣れたら少額入れてトレードしてみる

デモ口座を使って練習をおこない、ある程度FXのやり方や操作方法が分かったら「少額」を入金してリアルな取引を始めてみましょう。

なお、この際には「なくなっても問題ないお金」を使って取引をしてください。初心者がいきなり多額の資金で取引をするのは危険です。

当記事で紹介している「SBIFXトレード」「松井証券」であれば1通貨(100円ほど)から取引できますので、ぜひ利用してみてください。

4.チャートや経済指標を用いた分析のやり方を理解して試してみる

FXのトレードスキルを上げるためにはチャート分析の精度を高めることが重要です。

チャート分析には通貨ペアの値動きがローソク足で表示されている「FXチャート」や経済指標発表のタイミングが掲載されている「経済指標カレンダー」を使います。

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分析方法内容
テクニカル分析FXチャート上にインジケーター描画ツールを表示させ、その内容から今後の値動きを読み解く分析方法
ファンダメンタルズ分析リアルタイムで発表されている経済指標データの結果経済ニュース各国要人の発言から相場の動きを予測する分析方法

FXのチャート分析方法には「テクニカル分析」と「ファンダメンタルズ分析」の2つがあります。

それぞれの内容を組み合わせながら値動きを予測し、実際に注文を出すというのがFXトレーダーがおこなっている作業です。

デモ口座は様々な分析方法を試す場としても使えますので、ぜひ色々な分析や取引の仕方にチャレンジしてみてください。

5.トレードと分析を繰り返して場数を積む

「基礎知識(専門用語や注文方法)」「取引画面の使い方や操作方法」「チャートの分析方法」を理解したら、あとは実戦の場で経験を積んでいきましょう。

やはりトレードのスキルを上げるにはリアルな取引経験が必須です。特に自分のお金を使って取引をおこなうときの感覚は、デモ口座では感じられないものと言えます。

トライ&エラーを繰り返しながら自己流のFXメソッドを確立させていくことが一流トレーダーへの第一歩なので、ぜひリアル口座で取引をおこなってみてください。

FXで失敗しないために注意すべき4つのポイント

FXで失敗しないために注意すべきポイントは以下の4つです。

  • 保証金に余裕を持たせる
  • 損切りラインを決めておく
  • 低いレバレッジから取引を始める
  • 自分の取引スタイルに合ったFX口座を探す

保証金に余裕を持たせる

FXで避けるべき最大のリスクは、相場の変動により大損を出し取引から撤退せざるを得なくなることです。このリスクを回避するためには、十分な保証金を用意しておくことが重要です。

最低限必要な保証金額で取引を行うと、わずかな相場の変動でも大きな損失が生じる可能性が高くなります。損失に耐えられる余裕を持たせるために、可能な限り余裕のある保証金を入金しておくことが安心です。

損切りラインを決めておく

FX取引では、「損切り」の判断が非常に重要です。損切りとは、含み損が発生して損失が広がるのを防ぐために、ポジションを決済して損失を確定させることです。損切りはFXで利益を出すためには欠かせませんが、初心者の方は損切りに躊躇することがあります。含み損が利益に転じるまで粘りたいと考えたり、いつ損切りすればよいのか悩んでしまうことが多いです。

そのような状況を避けるために、新規注文を出す際に「◯◯円になったら決済する」といった損切りラインを決めておくことをおすすめします。さらに、損切りラインを決めるだけでなく、先ほどのストップ注文を使って損切りラインで決済する注文も出しておくとより安心です。

低いレバレッジから取引を始める

FXではレバレッジを利用することで、入金した保証金の最大25倍の取引が可能です。レバレッジが高ければ比較的少ない資金でも取引ができ、資金効率がよくなります。ただし、大きな利益を期待できる一方で損失も大きくなるリスクも高まります。

初心者の方で資金管理や相場分析に慣れていない場合は、高いレバレッジを使った取引で大きな損失を出す可能性もあります。だからこそ、初めての方には少額から取引を始め、低レバレッジでの取引を重視することが重要です。まずはリスクを抑えて、少しずつ経験を積んでいきましょう

自分の取引スタイルに合ったFX口座を探す

自分の取引スタイルに合ったFX会社を選ぶことは非常に重要です。FX会社はスプレッドや取引ツール、情報コンテンツなどさまざまな面で異なります。自分のニーズに合った会社を選ぶことで、利益を出しやすくなることもあります。

例えば、短期取引を多く行う場合は、スプレッドによるコストが重要になるため、スプレッドの狭さを重視してFX会社を選ぶことがよいでしょう。一方、スワップポイントによる利益を狙った長期取引を行う場合は、スワップポイントの水準が重要なポイントになります。FXに慣れてきたら、自分の取引スタイルを把握して自分に合ったFX会社を利用できているかも考えてみるとよいでしょう。

FXの口座開設にかかる審査の基準を紹介

FX口座の開設には以下のような審査基準が設けられています。

1個人のお客様であること
2日本国内にお住まいであること
3成人であること
4当社の定める各種規程、約款、ルール等に同意いただけること
5インターネットの利用環境が整っていること
6日本語でのコミュニケーションが取れること
7お客様ご自身のメールアドレスをお持ちであること
8取引に必要となるお客様の個人情報を正確にご提供いただけること
9口座開設にあたり、各種書面の電子交付に同意していただけること
10金融商品取引のリスクについて十分に理解していただいていること
11お客様本人の名義で取引していただけること
12証券会社にお勤めではないこと
13米国籍保有者および米国居住者ではないこと

引用:GMOクリック証券

こちらは個人口座における審査基準となりますが、確実にチェックされるのは「居住地」と「年齢」です。なお、成人年齢が引き下げられたことにより、現在は満18歳以上からFX口座を開設できるようになっています。

また、インターネット環境が整っていることや登録用メールアドレスを持っていることも前提条件となります。

あとは「証券会社に勤めていない」「米国籍ではない(米国への納税義務がない)」という部分も重要なポイントなので覚えておきましょう。

虚偽の内容で登録をおこなった場合、そのことが発覚した時点で口座が使えなくなります。

FXのやり方・始め方に関して知っておきたいこと

それでは最後にFXのやり方や始め方に関して知っておきたいことをご紹介していきます。

初心者が抱えるよくある疑問をまとめて解消していきますのでご覧になっていってください。

FXの初期費用|始める際はいくら必要?

「FXを始めるにはいくらくらい必要なのか?」という疑問を持っている方も多いと思います。

FXに必要な資金は人によってバラバラと言えますが、最小取引量が1通貨からという証券会社を使えば数百円ほどの資金でも取引を始めることは可能です。

ただし、それなりに利益を求める場合には以下のような証拠金を準備することになります。

FXに必要なお金・参考例
  • 米ドル円が130円のとき、25倍のレバレッジを使って1万通貨分の注文を出す
  • 130円×10,000通貨÷25倍=52,000円
  • すぐにロスカットされないために証拠金維持率500%以上をキープする
  • 52,000円×5倍=260,000円
  • このとき米ドル円レートが注文方向に0.5円進めば「5,000円」の利益が得られる

仮に1万通貨分の米ドル円を保有するには「約5万円」が必要で、ある程度まで強制ロスカットリスクを下げるには「約26万円」の資金が必要になるといったイメージです。

上記のポジションを持っていれば1日あたり5,000円~10,000円くらいの利益は出るかもしれませんので、ひとつの参考目安にしてみてください。

FXで1日5,000円稼ぐ方法は?

初心者が1日で5,000円をFXで稼ぐためには、まず少額で取引経験を積みましょう。取引に慣れてきたら資金を増やして本格的なトレードを始めます。

資金が30万円以上であればスキャルピングやデイトレードでも十分5,000\に届く可能性があります。

取引回数も少なくなって負ける確率も下がるため、まずは30万円以上ではじめてみるのがおすすめです。

FXは何歳から始められる?

成人年齢が20歳から18歳に引き下げられたため、国内証券会社のFX口座は「満18歳以上」から開設できるようになりました。

もちろん学生でも満18歳以上であれば口座開設が可能です。

ただし、FXを始めるためには「自分名義の銀行口座」が必要となります。そのため、FXを始める前に自分の銀行口座を用意しておきましょう。

FXを始める際に必要なものは?

FXを始めるときに必要なものは以下の通りです。

  • マイナンバーカード(もしくはマイナンバー記載の本人確認書類)
  • 運転免許証など(顔写真付き身分証)
  • 住民票や健康保険証など(マイナンバーカードがない場合)
  • 自分名義の銀行口座
  • 登録用のメールアドレス
  • インターネット環境

FX口座を作るときには本人確認がおこなわれます。この際に必要となるのは「マイナンバーカード」もしくは「運転免許証など(顔写真付き身分証)+マイナンバー記載の本人確認書類(住民票など)」です。

仮に顔写真付き身分証がない場合は住民票や健康保険証などを組み合わせて審査してもらいますが、とにかく「マイナンバー情報」の提供は必須となります。

また、FX口座への入金やFX口座からの出金に使う「自分名義の銀行口座」「メールアドレス」「インターネット環境」も確実に必要と言えます。

FX口座から出金するやり方は?

FX口座から出金するやり方は以下の通りです。

  • マイページにログイン
  • 「入出金/振替」を選択
  • 出金先銀行口座を登録
  • 出金額を入力
  • 出金の実行

こちらの出金手順は「GMOクリック証券」を参考としていますが、他社の場合でもほとんど同じです。

マイページから出金画面に移動し、そこで出金先の口座を登録したら後は好きな金額を入力して実行するだけとなります。

FXの正しい始め方を理解して初心者を抜け出しましょう

初心者のためにFXのやり方や始め方、取引の仕方などをご紹介してきました。

ご覧いただいた口座開設方法や入金方法を参考にしてもらえれば、今日や明日からでもFXを始められます

なお、実際にFXを始めるときには注文方法やチャート分析方法の勉強が重要となってきますので、デモ口座などを使いながらスキルアップを目指してみてください。

目次