海外FXが「追証なし」である理由を徹底解説【おすすめ業者6選】

この記事では「なぜ海外FXは追証が請求されないのか？」「海外FX業者を利用すると本当に追証が発生しないのか？」という疑問を持つ方に向けて、海外FXが追証なしである理由を解説していきます。

結論から言いますと、大半の海外FX業者では追証を請求されることがありません。これは多くの海外FX業者が「ゼロカットシステム」と呼ばれる仕組みを採用しているからです。

ゼロカットシステムとはトレーダーのマイナス残高を補填する仕組みのことです。取引失敗によって口座の残高がマイナスになったときは、そのマイナス分の金額をFX業者側が補填してくれます。

つまり、国内FXを利用したときのような「追証」に悩まされることがないわけです。しかし、なぜ海外FX業者がそういったサービスを提供しているのか疑問に思う方もいるでしょう。

ここでは、そんなゼロカットシステムの実情や海外FX特有のサービスについて詳しくまとめました。

こちらをご覧いただけば「海外FX業者で追証が発生しない理由」や「追証なしのおすすめ海外FX業者」が分かりますので、ぜひ参考にしていってください。

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なぜ海外FXは「追証なし」で取引できるのか？

それではまず、FX初心者のために「なぜ海外FXは追証なしで取引できるのか？」という疑問を解消していきます。

海外FXを利用する上で知っておきたい「追証」「ゼロカットシステム」の意味を分かりやすくまとめましたので、ぜひご覧ください。

そもそも「追証」とは

追証とは「追加証拠金」の略称で、以下のようなケースにおいて請求されるお金のことを指します。

追証制度を導入している国内FXでは、証拠金維持率が一定を下回ったときに追証を請求されます。

仮に注文を保有するのに必要な証拠金が10万円で自己資金(残高)も10万円なら証拠金維持率は100％です。

証拠金維持率100％が強制ロスカットの目安である国内FX業者を利用していた場合、上記の状態から保有する注文の評価損益が下がると残高が10万円を下回るので追証の請求が発生します。

なお、追証が支払えないときは強制ロスカットが執行され、その時点での損失が確定します。ちなみに口座残高がマイナスになった場合も当然追証を請求されますが、確定した追証を免れる方法はありません。

注文を保有し続けるために何度も追証を支払い、結局強制ロスカットとなれば金銭的ダメージが大きくなります。(借金を作る原因とも言える)

海外FX業者が採用するゼロカットシステムとは

FXトレーダーにとって極力避けなければならないものが「追証」です。しかし、海外FXには「ゼロカットシステム」と呼ばれる仕組みがあり、これを採用する業者であれば追証を請求されることがありません。

簡単に言えば取引の失敗によって自己資金以上のマイナスを出しても、FX業者側が「マイナス残高分だけはチャラにしてくれる仕組み」をゼロカットシステムと呼びます。

なお、ゼロカットシステムに回数や金額の上限はありません。利用規約に則って取引を続ける限りは何度でも執行されます。

仮に「10万円を入金」⇒「取引失敗によって残高がマイナス20万円」になっても、自分が負担する金額は最初に入金した10万円だけということです。(つまり後から追証を請求されることがない)

ゼロカットシステムが執行されるタイミング

ゼロカットシステムを採用する海外FX業者では、口座残高がマイナスになったとき「ゼロカットシステム」が執行されます。

ゼロカットシステムが執行されるのは「残高だけでなくクレジット(ボーナス)も0円の状態」になったときです。

海外FX業者の中には口座開設ボーナスや入金ボーナスなどを提供しているところが多々ありますが、このボーナスクレジットが残っているうちはゼロカットシステムが執行されません。

また、ゼロカットシステムは基本的に自動で執行されますが、業者によっては申請が必要なところもあります。

残高がマイナスになってからだいたい1時間以内にはゼロカット執行となり、残高が「0円」にリセットされます。(新規入金や資金移動でリセットを早めることも可能)

日本のFX業者がゼロカットシステムを導入しない理由

海外FX業者の多くは「ゼロカットシステム」を導入していますので、後から追証を請求される心配がありません。

しかし、初心者の中には「国内FX業者でゼロカットシステムを導入しているところはないのか？」という疑問を持つ方もいるはずです。

結論から言いますと、国内FX業者でゼロカットシステムを導入しているところはありません。これは日本の法律で「FX業者(証券会社)は顧客の損失を補填してはならない」と定められているからです。

法律で定められている以上、国内FX業者の中にゼロカットシステムを導入しているところはないと断言できます。(仮に存在していた場合は違法となる)

なお、海外FX業者は日本の金融庁に登録をしていませんが、こうしたゼロカットシステムを含めトレーダーにとって有利な条件を提供するために未登録のまま運営をしているとも考えられるわけです。

日本のFX業者を利用する限りは確実に「追証制度」が付いてきます。そのため、国内FXに挑戦するときは追証の意味や内容をしっかりと理解しておきましょう。

追証なしの海外FXおすすめ業者5選

ここでは「追証なし」というトレーダーにとって最高の条件で取引ができるおすすめの海外FX業者を6社ご紹介していきます。

• XM
• iFOREX
• FXGT
• AXIORY
• TitanFX

これから初めてFXに挑むのであれば、ゼロカットシステムが導入されている上記の海外FX業者を利用してください。追証なしで取引できる海外FXなら「借金」を負う心配がありません。

また、それぞれの海外FX業者には利用を推奨するだけの理由がありますので、そちらもぜひ参考にしてもらえればと思います。

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XM

XMは口座開設するだけで13,000円分のボーナスが貰える海外FX業者です。また、口座開設後は最高100万円以上の入金ボーナスも受け取れます。

最大レバレッジ	1000倍
口座タイプ	スタンダード口座 マイクロ口座 KIWAMI極口座 ゼロ口座
スプレッド(スタンダード/ECN)	1.5pips～/0.0pips～
取引手数料	往復10ドル相当
ボーナス	口座開設ボーナス13,000円 入金ボーナス100万円以上 XMP(上限なし) お友達紹介ボーナス(25ドル～35ドル相当/ひとり) 無料VPS
金融ライセンス	セーシェル共和国

XMでは「マイナス残高リセット機能(＝ゼロカットシステム)」を導入していますので、残高がマイナスになると数十分程で自動的にリセットがおこなわれます。

また、XMには独自のロイヤリティポイントプログラム「XMP」があり、このXMPをクレジットボーナスと交換することでリセットのタイミングを早めることも可能です。

XMの特徴は取引条件とボーナスのバランスに優れているところで、初心者におすすめの海外FX業者と言えます。運営実績や信頼性、さらに日本語サポート能力も高い海外FX業者となっていますので、これから海外FXに挑戦する方はぜひXMを参考にしてみてください。

初心者であれば「1ロット＝1000通貨」で取引できるマイクロ口座の利用がおすすめです。(マイクロ口座はすべてのボーナス・XMPの対象口座タイプ)

iFOREX

iFOREXは創業から25年以上の実績を持つ海外FX業者です。用意されている口座タイプはひとつのみとなりますが、ひとつの口座で通貨ペア・商品・株式など数多くの銘柄に投資することができます。

最大レバレッジ	400倍
口座タイプ	エリート口座
スプレッド(スタンダード/ECN)	0.7pips～
取引手数料	なし
ボーナス	ウェルカムボーナス20万円 bitwallet入金ボーナス5,000円 お友達紹介ボーナス(最大500ドル/ひとり)
金融ライセンス	英領バージン諸島金融サービス委員会

iFOREXのエリート口座は他社と比較してもスプレッドが狭く、さらに業界最高水準の高い約定力を備えています。

また、口座開設と入金を済ませることで最高20万円分のボーナスが貰えるところもiFOREXをおすすめする理由です。

iFOREXは老舗の業者だけあって信頼性・安全性に優れています。これまでに不当な口座凍結やゼロカットの拒否といったことが発生していませんので、安心して利用できる海外FX業者と言えるでしょう。

最大レバレッジが400倍と初めて海外FXに挑む方でも使いやすい条件となっています。

FXGT

FXGTは仮想通貨取引にも力を入れている海外FX業者で、ビットコインやイーサリアムなどの取引専用口座が用意されています。もちろんどの銘柄に対して取引をおこなっても「追証なしのゼロカット対応」となっていますので安心してください。

最大レバレッジ	1000倍
口座タイプ	スタンダード口座 ミニ口座 プロ向け口座 ECN口座 暗号資産向け口座
スプレッド(スタンダード/ECN)	1.0pips～/0.0pips～
取引手数料	往復6ドル相当
ボーナス	新規登録ボーナス10,000円～15,000円 100％入金ボーナス10万円 20％入金ボーナス120万円 無料VPS
金融ライセンス	セーシェル共和国

ボーナスやキャンペーン類が豊富というのもFXGTの魅力です。1万円以上の口座開設ボーナスに加えて120万円相当の入金ボーナスが貰えるところは大きなメリットと言えます。

また、FXGTは取引条件にも優れていて「スプレッドの狭さ」「取引手数料の安さ」は業界トップクラスです。スキャルピングトレードからスイングトレードまで、あらゆるスタイルのトレーダーにおすすめができます。

比較的新しい海外FX業者ですが、正当な金融ライセンスを保有・公開していますので安全性に問題はありません。

AXIORY

AXIORYは約定力の高さとスプレッドの狭さを特徴とする海外FX業者です。平均的な取引コストの安さが魅力的で、昔から短期売買メインのトレーダーから人気があります。

最大レバレッジ	400倍
口座タイプ	スタンダード口座 ナノ口座 テラ口座 アルファ口座
スプレッド(スタンダード/ECN)	1.5pips～/0.0pips～
取引手数料	往復6ドル相当
ボーナス	お年玉ボーナス お中元ボーナス ハロウィンボーナス (不定期)
金融ライセンス	ベリーズ国際金融サービス委員会

AXIORYには3つのFX口座と1つの現物株式口座があります。FX口座の最大レバレッジは400倍で、スプレッドは最小0.0pipsとなっています。

スプレッドが狭いナノ口座・テラ口座の取引手数料は往復6ドル相当となりますが、これは業界でも最小水準の金額です。

なお、AXIORYには常設されているボーナスがないものの、常に狭いスプレッドを維持してくれています。その上で不定期的なボーナスが受け取れる仕様となっているため、2つ目以降の海外FX口座としてもおすすめです。

突発的な値動きや相場の急変など、スキャルピング用(短期売買)の口座としてアカウントを用意しておくのも有効的です。

TitanFX

TitanFXは特徴の異なる3つの口座タイプを用意する海外FX業者です。どの口座タイプもスプレッドが狭く、高速の約定力を魅力としています。

最大レバレッジ	500倍(マイクロ口座1000倍)
口座タイプ	スタンダード口座 ブレード口座 マイクロ口座
スプレッド(スタンダード/ECN)	1.0pips～/0.0pips～
取引手数料	往復7ドル相当
ボーナス	なし
金融ライセンス	バヌアツ金融サービス委員会

TitanFXの魅力はサイト設計や口座タイプの特徴がシンプルで分かりやすいところです。日本語でのサポート体制も万全なので、何か困ったことがあってもすぐに対処してくれます。

また、取引条件は最大レバレッジが500倍でスタンダードタイプの口座でも最小スプレッドが1.0pipsとかなり優れています。

ちなみにTitanFXは長い間日本人トレーダーたちから親しまれている海外FX業者のひとつで、ゼロカットシステムの対応についても問題が発生したことはありません。

TitanFXはすべての取引条件が「平均以上」の海外FX業者で、使い勝手の良さを特徴としています。

追証なしの海外FX業者を選ぶメリット

ここからは追証なしの海外FX業者を選ぶメリットについて解説していきます。

• 借金リスクを負わずに取引できる
• 初心者でも参入しやすい
• 大胆なトレードができるようになる

追証がなしとなる「ゼロカットシステム」にはご覧のようなメリットがあります。それぞれの内容を詳しく説明していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

借金リスクを負わずに取引できる

FXで借金を負う原因となるのが「追証」です。その追証が発生しないということは「借金リスクがゼロ」ということになります。

これはトレーダーにとって最高のメリットであり、海外FXを選ぶもっとも大きな理由と言えます。

ちなみに「海外FX＝危険」というイメージを持っている方も多いと思いますが、それは昔の話です。環境が整備された昨今においては、海外FXこそ安全に投資ができる場として知られています。

国内FXに慣れている方だと「追証がない」ということに違和感を覚えるかもしれませんが、海外FXでは追証なしが当たり前となっています。

海外FX業者の中にはゼロカットシステムに対応していないところもあります。そのため、初心者の方は当記事で取り上げているような「ゼロカットありの業者」を利用してください。

初心者でも参入しやすい

ゼロカットシステム対応の海外FX業者は「借金リスクがない」ので初心者でも参入しやすい環境となっています。

もちろん中には「FXを始めてみたいけど失敗したときのことを考えると不安」という方もいると思いますが、そういった場合には口座開設ボーナスありの業者を利用してみてください。

当記事でもピックアップしている「XM」「GEMFOREX」「FXGT」といった海外FX業者では、入金不要で受け取れるボーナスを用意しています。

「借金リスクなし」「自己資金ゼロ円からでもOK」という条件なら、初心者の方でも海外FXを始めやすいと思いますので、まずはXMなどの口座開設を試してみてください。

大胆なトレードができるようになる

追証リスクがある国内FXでは常に「証拠金維持率」や「今後の相場状況」を意識しなければなりません。しかし、どんな取引をしても追証が発生しないという条件下だと大胆なトレードができるようになります。

FXで稼ぐためには勝負を掛けることも重要です。ゼロカットシステム対応の海外FX業者では思い切った注文や決済までの粘りを見せられるので、結果的に大きな利益を得やすい環境とも言えるわけです。

また、証拠金維持率の低下によって毎回追証の対処に追われなくて済むというのもメリットのひとつとなります。

大半の国内FX業者では証拠金維持率100％以下で追証の請求(または強制ロスカット)がやってきます。しかし、海外FX業者の場合はその目安がだいたい20％なので、ギリギリまで注文を保有し続けられます。

追証なしの海外FX業者を利用する際の注意点

続いては追証なしの海外FX業者を利用する際の注意点をご紹介していきます。

• ゼロカットに甘えてFXの勉強が疎かになる
• 悪質な業者だとゼロカットを反故にする危険性がある
• ゼロカットを悪用した両建ては口座凍結となる
• ゼロカットが執行されるタイミングは業者ごとに異なる
• ボーナス(クレジット)が残っているとゼロカットが執行されない

追証なしを実現する「ゼロカットシステム」には知っておくべき注意点がありますので、ぜひ事前にこちらの内容を把握しておいてください。

ゼロカットに甘えてFXの勉強が疎かになる

ゼロカットシステムありの海外FX業者ではどんな取引をしても入金額以上の損失を被りません。しかし、その恩恵に甘えすぎてしまうとFXの勉強が疎かになり「何度も同じ失敗を繰り返す」ことになってしまいます。

ゼロカットシステムはあくまで多大な損失を負わないためのセーフティーネットです。その意味を理解できなければ「投資利益を稼ぐ」という目標が達成されません。

1回の入金額(投資額)が数万円程度であったとしても、何度も同じ失敗を繰り返せば無駄な損失が増えてしまいますので注意しましょう。

悪質な業者だとゼロカットを反故にする危険性がある

海外FX業者の中には過去に「ゼロカットシステムを反故にしたことがある業者」も存在します。ゼロカットシステムの反故とは、簡単に言えば「追証なしを謳っておきながら自社の都合で追証を請求してくるような行為」のことです。

実際、過去に大きな為替変動(スイスフランショックなど)があったときには、ゼロカットの約束を反故にしてトレーダーに追証を請求する業者が複数確認されています。

当時ゼロカットの約束を破った業者の中には名前を変えて今でも運営をおこなっているところがあります。

初心者がそういった悪質な業者を見抜くことは難しいと言えますが、この記事で取り上げている業者はすべて「過去のどんな事例でもゼロカットシステムを守り抜いた海外FX業者」です。そのため、今後に関しても安心して利用できます。

気になるFX業者を見つけた場合は、過去にゼロカットシステムを反故にした経験がないか確認するようにしましょう。

ゼロカットを悪用した両建ては口座凍結となる

ゼロカットシステムを採用する海外FX業者では「複数の口座間での両建て」を禁止しています。これはゼロカットシステムを悪用し、高確率で利益を出す方法だからです。(同一口座内での両建てはOK)

ゼロカットシステムありの海外FX業者を利用すると、ご覧のような方法によって利益を出せてしまいます。そのため、どこの海外FX業者でも複数口座間での両建てを禁止しているわけです。

ちなみに複数口座間での両建てを含む「利用規約違反の取引」をおこなった場合は、ゼロカットシステム対象外となり追証を請求されます。(もしくは利益の取り消し)

2つの海外FX業者で口座開設をおこない、それぞれの口座を使って両建てをおこなった場合も同様の規約違反となります。(仲間内やグループでの両建て取引もNG)

ゼロカットが執行されるタイミングは業者ごとに異なる

ほとんどの業者では残高がマイナスになってから30分～1時間ほどで自動的にゼロカットシステムが執行されますが、中には半日～1日程度の時間が掛かるところもあります。

また、ゼロカットシステムを執行してもらうのに「申請」が必要な業者もありますので、事前に「いつ」「どうやって」ゼロカットシステムが執行されるのかを確認しておきましょう。

新規の入金や資金移動によってゼロカットシステムのタイミングが早まるところもあります。

ボーナス(クレジット)が残っているとゼロカットが執行されない

海外FX業者の口座には「残高」と「クレジット」という2つの項目があります。残高には自分が入金したお金とそのときの評価損益を合算した金額が表示され、クレジットにはボーナスで受け取った金額が表示されるというのが海外FXの基本です。

また、取引に失敗して損失が確定した場合は「残高」から消費され、残高がゼロ円になるとクレジットからマイナス分が差し引かれます。

このとき、クレジットにお金が残っている状態だとゼロカットシステムは執行されません。クレジットもゼロ円になり、なおかつ残高にマイナスが表示されている状態であればゼロカットの対象となります。

口座の資金がゼロになり、それでもマイナスが残っている場合はその金額を補填してくれるということです。

追証なしの海外FX業者を利用する際に知っておきたいポイント

ここでは、追証なしの海外FX業者を利用する際に知っておきたいポイントをまとめました。

「ロスカットとゼロカット」のような似た言葉の違いや「ロスカット水準」などの基礎知識をご紹介していきますので、ぜひご覧になっていってください。

ロスカットとゼロカットの違い

FX初心者からすると「ロスカット」と「ゼロカット」のように似ている言葉の意味が混ざってしまうことがあると思います。そこで、両者の言葉の意味を以下にまとめてみました。

自分で損切りをおこなうときにも「ロスカット」という用語を使いますが、強制ロスカットと書かれている場合にはFX業者側がおこなう措置のことを指します。

なお、強制ロスカットは口座の証拠金維持率があらかじめ定められた「ロスカット水準」を下回ったときに発生するものです。国内・海外問わず、基本的にはすべてのFX業者で強制ロスカットの仕組みは採用されています。

強制ロスカットは「トレーダー側により大きな損失が出ないための配慮」として取り入れられています。

ロスカット水準と強制ロスカットについて

ロスカット水準とは「強制ロスカットの目安」となる「証拠金維持率」のことです。

たとえばロスカット水準が100％のFX業者を利用した場合、証拠金維持率が100％を下回ると強制ロスカットが発生します。

国内FX業者の場合は追証を支払うことで強制ロスカットを回避できますが、ゼロカットシステム対応の海外FX業者ではロスカット水準に達した瞬間に強制ロスカットが発生するため回避できません。

ロスカット水準は国内FXと海外FXで大幅に異なります。ちなみに国内FXの場合は使えるレバレッジが少ないので、よほど証拠金維持率に余裕を持たせないとすぐに強制ロスカット対象となってしまいます。

対して海外FXの場合はロスカット水準が低いため、自己資金額ギリギリまで注文を保有し続けることが可能です。

ゼロカットシステムありの海外FX業者なら、強制ロスカット後に残高がマイナスになっても追証を請求されることがありません。

証拠金維持率の計算方法

FXに挑戦する場合、強制ロスカットを回避するためにも「証拠金維持率の計算方法」を覚えておくことが重要です。

こちらが証拠金維持率の計算方法です。仮に注文を保有中で含み損が3万円の場合は(5万円－3万円)÷(100円×10万通貨÷1000倍)×100＝証拠金維持率200％となるわけです。

保有している注文の損失が膨れ上がってきた場合は、証拠金維持率の低下を避けるために自ら損切りをおこなうことも必要です。

追証なしの海外FXに関するよくある質問

どの海外FX業者でも追証なしなのか？

追証がなしとなるのは「ゼロカットシステム」または同様の仕組みを採用する海外FX業者のみとなります。海外FX業者の中にも追証制度を採用しているところはありますので、利用する際には内容をよく理解しておきましょう。

どんなハイレバトレードでも追証なしになるのか？

ゼロカットシステムを採用し「追証なし」を明言しているところであれば、どれだけのレバレッジを使っても追証を請求されることがありません。

ゼロカットシステムの対象外となるケースは？

複数口座間での両建て等、利用規約に違反する取引や行為をおこなっていた場合はゼロカットシステムの対象外となります。

国内FX口座と海外FX口座の両建てはバレる？

国内FX口座と海外FX口座の両建てがバレる確率は定かではありませんが、国内FX口座では追証が発生するため両建てをおこなうメリットが特にないと言えます。(異なる海外FX業者同士の両建てはほぼ確実にバレる)

追証を踏み倒すことは可能？

追証を踏み倒すことは出来ません。国内FX業者の利用は規約に同意していることが前提となるため、追証が発生したときには法的にも支払いの義務が生じます。

損失が出た場合の税金・確定申告の扱われ方は？

海外FXでの損失は他の副業収入などと合算して計上することが可能です。たとえば海外FXの損失が「30万円」で他の副業利益が「100万円」の場合は、確定申告すべき利益が「70万円」となります。

まとめ

また、今ならXMの新規口座登録で15,000円分、入金額の20%クレジットがもらえるキャンペーン実施中なので、XMの口座開設がおすすめです。

少額の資金からでも大きな利益を狙えるXMの口座を開設して、豊富なボーナスや高いレバレッジを上手に活用してみましょう。