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【初心者向け】FXの始め方・やり方を基礎から解説!損失を抑えて取引する方法や口座開設の方法も紹介

FXの始め方は全部で5つのステップに分けられます。

この記事で詳しく解説する5つのステップに沿って進んでいけば、難しい知識や投資経験がなくても最短30分もかからずに取引を始められます。

ただし、特に重要な「口座開設するFX会社の選び方」や「取引方法」を間違えると、いきなり大きな損失を出して取り返しのつかないことになりかねません。

注意点も確認しながらFXの始め方をチェックしていきましょう。

この記事でわかること

  • FXの始め方の手順
  • FXで損失を抑えるコツ
  • FX会社の上手な選び方
  • おすすめのFX口座ランキングTOP10
目次

FXの始め方6ステップ!初心者が少額から利益を出す方法とは

FXの始め方は全部で6ステップです。

  1. 取引したい通貨ペアを選ぶ
  2. 取引したい通貨ペアを取り扱うFX会社を選ぶ
  3. 申し込みや必要書類を提出して口座開設する
  4. 審査通過後、FX会社に証拠金を入金する
  5. 取引したい通貨ペアの取引を始める
  6. 保有しているポジションを決済する

1.取引したい通貨ペアを選ぶ

まずは実際にFX取引する通貨ペアを選びます。

多くのFX会社では30銘柄ほどの通貨ペアを取り扱っています。その中でもFXを始めたての間は取引する通貨ペアをなるべく絞った方が値動きの癖を掴みやすいです。

おすすめの通貨ペアは取引量が多く、メジャーな通貨ペア。

例えば日本で最も取引されている通貨ペアのドル円や、世界で最も取引されているユーロドルは特に初心者におすすめです。値動きが安定していて急激な暴騰・暴落が少なく、いきなり大損をするリスクを抑えられます。

2.取引したい通貨ペアを取り扱うFX会社を選ぶ

次に取引したい通貨ペアが取引できるFX会社を選びましょう。

各FX会社では20〜30種類ほどの通貨ペアを扱っています。マイナー通貨ペアの場合は取り扱いがない会社もあるため、事前に確認しておきましょう。

ドル円やユーロドルなどメジャーな通貨ペアであれば、基本的にどのFX会社でも取引可能です。

取引通貨ペア以外にも失敗しないためのFX会社の選び方にはポイントがあるため後述します。

3.申し込みや必要書類を提出して口座開設する

利用するFX会社を決めたら口座開設の手続きを進めていきます。

口座開設をするには口座開設フォームへの情報入力と2種類の書類提出が必要です。

【本人確認書類】

  • 運転免許証
  • 各種健康保険証又は共済組合員証
  • パスポート
  • 各種福祉手帳(顔写真付き)
  • 特別永住者証明書
  • 印鑑登録証明書
  • 住民票の写し又は住民票記載事項証明書

【マイナンバー書類】

  • マイナンバーカード
  • マイナンバー通知カード
  • マイナンバー付住民票
  • マイナンバー付住民票記載事項証明書

書類提出後、FX会社による審査があります。

審査では職業や年収によって口座開設を拒否されることはありませんが、誤った情報や虚偽の情報を入力すると審査に落ちる可能性もあるため注意しましょう。

4.審査通過後、FX会社に証拠金を入金する

無事審査が完了したら、取引口座に証拠金を入金します。

FX会社によって最小取引単位が設定されており、この数字によって取引に必要な証拠金は変わります。

なるべく少額から始めたい方は1通貨単位で取引できるMATSUI FXなどのFX会社がおすすめです。

5.取引したい通貨ペアの取引を始める

入金額が取引口座に反映されたらいよいよ取引を始めましょう。

いきなり高いレバレッジをかけて短期的な利益を狙うよりも、レバレッジを抑えて少しずつ取引に慣れていくことがおすすめです。

経済ニュースやチャートを見ながら、色々な取引方法やトレード手法を経験して自分に合った稼ぎ方を見つけましょう。

6.保有しているポジションを決済する

新規の注文が発注された後に損益を確定させるためには、逆のトレードを行う決済注文が必要です。もし買いポジションを保有している場合は売り注文を出し、売りポジションを保有している場合は買い注文を出してポジションを決済します。

決済注文は損益を確定させるために必要な重要なステップです。指値注文やストップ注文などを上手に活用して利益を目指しましょう。

また、損失を最小限に抑えるためには、必要に応じて損切りも行いましょう。

そもそもFXで利益が出る仕組みは?基本のポイントを解説

FXにおける利益や損失の仕組みは、非常にシンプルです。例えば、1ドルが110.0円の時に、将来の相場が上昇すると予想し、1万通貨で「新規買い注文」を行った場合を考えてみましょう。

相場が予想通り112.0円まで上昇した場合には、約20,000円(2円×1万通貨)の利益が出ます。

しかし、予想に反して相場が108.0円まで下落してしまった場合は、同じく約20,000円(2円×1万通貨)の損失を被ることになります。つまり、外貨の値動きによって利益や損益が決まるのがFXの基本です。

FX取引で考えられる4つのリスク

FX取引で考えられるリスクには以下の4つがあります。

  • ハイレバレッジの取引は大きな損失を生む可能性がある
  • 損失が大きいとロスカットになる可能性がある
  • 為替変動や金利変動で予期しない損失が発生する可能性がある
  • 口座のシステムトラブルで予期しない損失が発生する可能性がある

ハイレバレッジの取引は大きな損失を生む可能性がある

FXのレバレッジは少額から効率的な取引ができる点が最大の利点です。しかし、使い方を誤ると大きな損失が発生するリスクもあります。

取引数量が預け入れた証拠金に対して多いか少ないかでリスクは変わります。証拠金をほとんど使ってしまう取引(ハイレバレッジ)は、大きな損失が生じる可能性を持っています。

損失が大きいとロスカットになる可能性がある

FX取引では、損失を防ぐために「ロスカット」があります。ロスカットは、一定の損失が発生すると自動的に取引が終了し、資金の大部分を失うことになります。ロスカットが実行される水準はFX会社によって異なりますが、一般的には証拠金維持率が100%を下回ると実行されることが多いです。

急激な価格変動や週明けの相場の落差などが起こる場合、ロスカットが間に合わないこともあります。その場合、預けた資金以上の損失が発生する可能性があります。ロスカットは、投資家を守るための制度ですが、投資家としてはできるだけロスカットされないようにしたいものです。

リスクを抑えた取引を心がけるためには、低レバレッジでの取引や含み損を長く抱えずに、損切りを小まめに行うことが重要です。常にリスク管理を意識し、損失を最小限に抑えるようにしましょう。

為替変動や金利変動で予期しない損失が発生する可能性がある

為替相場は需要と供給によって変動しますが、その値動きは不規則であり誰も正確に予測できません。もし取引価格よりも価格が上昇すれば、為替差益を得ることができますが、逆に価格が下落すれば為替差損が発生します。

また、金融ショックや何らかの大きな出来事が発生した場合、相場は大きく変動する可能性があります。そのため、為替相場では損切りや資金管理などのリスク管理を行いながら取引を行うことが重要です。

口座のシステムトラブルで予期しない損失が発生する可能性がある

FX取引には取引を行うFX会社によるリスクもあります。具体的には、信用リスクと呼ばれるものです。これは、取引するFX会社の信用状況によって発生するリスクを指します。FX取引は、相対取引が一般的であり、リスクヘッジのためのカバー取引を行うことがあります。しかし、FX会社やカバー先会社の信用状況が悪化すると、意図した取引が成立しない可能性があります。

また、インターネット上で行うFX取引は、FX会社が提供するシステムを通じて取引を行います。しかし、FX会社側やユーザー側の通信機器や通信回線に不具合が生じると、一時的または一定期間、注文ができなかったり遅延したりすることがあります。

FXを始める際に損失を限りなく小さくする方法5選

FXを始めるにあたってまず大事なことは、証拠金を失ってFX取引ができなくなる事態を避けることです。

FXをしていれば必ず損失を出す取引もありますが、なるべく損失が抑えられるように意識していれば証拠金が残っている限り取引を続けられます。取引を続けるほどトレードスキルが向上し、徐々に勝てるようになるものです。

ではFXでなるべく損失を小さくする方法を見ていきましょう。

  • ハイレバレッジ取引をしない
  • 理解していない状態で自動売買を行わない
  • まずは1,000通貨の少額取引から始めてみる
  • 為替や経済の情報を常に追う
  • 値動きの激しい通貨は取引しない

ハイレバレッジ取引をしない

まずハイレバレッジの取引は避けましょう。

国内のFX会社では最大25倍のレバレッジを活用した取引が可能です。しかしいきなり最大限のレバレッジ をかけて取引すると、一度に大きな損失を出しかねません。

FXでよくある失敗として損切りができずに損失が膨れ上がるというものがあります。初めは誰しもが経験する失敗例ですが、ハイレバレッジの取引ならなおさら損失が膨らむのが早いです。

また、重要な経済指標の発表直後の価格急変動に巻き込まれて大怪我をしかねません。

まずはレバレッジをなるべく抑えてFX取引に慣れましょう。

理解していない状態で自動売買を行わない

よくわからないままFX自動売買を始めるのは危険です。

FXの自動売買取引は誰でも簡単に始められる魅力がありますが、長い目で利益を出し続けるには相場の状況に合わせた売買ルールの調整が必要です。

相場に合っていないまま自動売買を続けても損失を出し続けるだけのツールになってしまう可能性も。

FXの自動売買を始めるのは、まず相場の知識と経験を積んでからがおすすめです。

まずは1,000通貨の少額取引から始めてみる

多くのFX会社で最小取引単位に設定されている1,000通貨で少額取引から始めてみることもポイントです。

1,000通貨とは例えばドル円の場合は1,000ドル分の取引のことを指します。1,000ドルは現在約13万円ほど。仮に証拠金が6万5千円ある場合、実効レバレッジ2倍で取引することになります。

FXを始めたての方にはちょうど良い数字です。

以下のFX会社では1,000通貨から取引可能です。

  • GMOクリック証券
  • LINE FX
  • 外為どっとコム

為替や経済の情報を常に追う

FXを始め投資全般に言えることですが、経済の動向やニュースによって価格が変動します。

このため常に最新の情報を追うことが大切です。

自分から1つ1つ重要な情報を探しに行くのは非常に労力がかかるため、自動的に情報が入ってくる仕組みを作る方が楽です。

FX会社の中には経済や為替に関するニュースなどを配信してくれるところもあり、セミナー充実度も合わせると外為どっとコムは特におすすめです。

値動きの激しい通貨は取引しない

初めから値動きの激しい通貨に手を出すのも危険です。

例えばトルコリラや南アフリカランドなどのマイナー通貨は特に危険性が高いと言われています。取引量が少なく、急激な相場変動が起きやすいためです。

セオリー通りの取引をしていても、気まぐれのようにセオリーに反した値動きをするため稼ぎづらい通貨です。

取引を有利に進められるFX会社の選び方

FXで成功するにはFX会社選びも大切です。FX会社の選び方のポイントを4つ見ていきましょう。

  • スプレッドが小さく、手数料の安いFX会社を選ぶ
  • キャンペーンを開催しているFX会社を選ぶ
  • スワップポイントが多く受け取れるFX会社を選ぶ
  • デイトレードで練習できるFX会社を選ぶ

スプレッドが小さく、手数料の安いFX会社を選ぶ

FX会社の選び方で最も重視されやすいポイントがスプレッドや手数料です。

スプレッドとは簡単に言うと取引のたびにかかるコストのようなもので、取引注文をするたびにスプレッド分の含み損がある状態からトレードが始まります。

ドル円などのメジャー通貨ペアではどのFX会社も大差ないですが、それ以外の通貨ペアではFX会社によって差が開いてきます。

今後いろいろな通貨ペアを経験したい方やスプレッドの影響を受けやすい短期トレードを考えている方は、特にスプレッドを比較して選ぶことが大切です。

キャンペーンを開催しているFX会社を選ぶ

ドル円などのメジャー通貨を取引する方はスプレッドには大きな差がありません。

そこでチェックしたいのはキャンペーンの充実度です。

各FX会社でこぞってキャンペーンが展開されており、主に取引量に応じてもらえるキャッシュバックが一般的です。

例えば業界最大手のGMOクリック証券やLINE FXでは最大30万円ものキャッシュバックがもらえるキャンペーンを展開しています。

キャッシュバックキャンペーンを比較する際は単純に最大キャッシュバック金額を比較するだけでなく、何通貨取引するといくらもらえるのか還元率の高さも見ることをおすすめします。

最大キャッシュバック金額が高くても大量に取引しなければキャッシュバックが受け取れなければ実質的には効率が悪いためです。

スワップポイントが多く受け取れるFX会社を選ぶ

スワップポイントが高いFX会社を選ぶという手もあります。

FXでは値動きによる損益以外にもスワップポイントで利益を稼ぐことができます。

スワップポイントとは通貨ペア同士の2ヶ国の金利差から算出され、それぞれのFX会社によって通貨ペアごとに設定されている値です。

新規注文をしてから決済せずに日をまたぐと1日分のスワップポイントが付与されます。3日またげば3日分のスワップポイントが貯まります。

スワップポイントにはプラスとマイナスがあり、プラススワップなら利益に、マイナスなら損失として値動きによる含み損益と合算されます。

スワップポイントは2ヶ国間の金利の差を元に決定されるため高金利通貨のスワップポイントはその分高く、新規注文をしてから放置しているだけで多くのスワップ利益を稼げます。

また、FX会社によってスワップポイントが高く設定されているところもあるため、スワップで稼ぎたい方は各自FX会社の数値を比較しておきましょう。

ただし、スワップポイントでは買い注文と売り注文でプラス・マイナスが異なる 場合がほとんどです。長期的に一方向に値動きが進んでいる通貨ペアで流れに逆らう形で注文してしまうと、プラススワップが稼げても値動きによる損失で結局損をすることも。

通貨や経済状況も加味して総合的に考えることが大切です。

デモトレードで練習できるFX会社を選ぶ

自己資金を入金して取引を始める前にデモトレードで練習しておくことも大切です。

初めのうちは取引ツールの操作方法など分からないこともあるでしょう。

操作方法を誤って、意図せずハイレバレッジな取引をしてしまったら目も当てられません。

まずはデモトレードができるFX会社を選んで、その会社のデモ口座で取引ツールの操作方法を勉強してみましょう。

デモトレードである程度利益が稼げるようになってきたらリアルトレードの自信にも繋がるはずです。

状況別FXの始め方

さまざまなシチュエーション別に適切なFXの始め方を解説します。

年齢やFXの目標、トレード手法ごとに全部で4つのパターンを見ていきます。

  • 学生のFXの始め方
  • 1日5,000円だけ稼ぎたい人の始め方
  • 積立FXの始め方
  • FXのデイトレード・スキャルピングの始め方

FXの始め方①学生の場合

FXは収入に関わらず学生でも始められます。ただし18歳以上であることが条件です。

また、18歳以上20歳未満の方は代理人の同意書の提出が求められるFX会社もあります。

代理人は基本的に親がなる必要があるため、FXを始めることを伝えた上で同意書に記入してもらいましょう。

FXの始め方②1日5,000円だけ稼ぐ場合

FXで1日5,000円稼ぐには値幅を狙った裁量取引から始めてみましょう。

ある程度の知識や経験が必要な自動売買やスワップトレードでは、初心者のうちから安定して1日5,000円稼ぐのは難しいでしょう。

また、裁量取引で1日5,000円稼ぐにはある程度まとまった資金が必要です。少額資金から1日5,000円稼ぐのは高いレバレッジが必要になりリスクも高まるため危険です。

少額から始めたい方はまず少しずつ利益を積み重ねて証拠金を増やすことから始めましょう。

FXの始め方③積立FXの場合

積立FXはFX会社から定期的な外貨購入を申し込むことで利用できるサービスです。

レバレッジ倍率をあらかじめ設定でき、一般的な外貨預金よりも多くの通貨を購入できます。

長期的な外貨運用が前提で、保有期間が長いほどスワップポイントも稼ぐことができます。

都度自分で取引しなくても自動的に定期購入できるため手軽に為替投資が続けられます。

FXの始め方④FXのデイトレード・スキャルピングの場合

デイトレードやスキャルピングなどの短期トレードでは、各国の経済状況に加えてテクニカル分析(チャート分析)のスキルも重要です。

テクニカル分析は経済の話とは異なり、これまでの人生において経験したことがない方がほとんどでしょう。

このためイチから少しずつ経験を積んで行くことが大切です。

まずはテクニカル分析の基本である「ダウ理論」の法則を頭に入れることから始めましょう。

どの通貨ペアのどの時間足のチャートでも共通する相場の基本原則です。

FXの始め方についてよくある質問

FXの始め方について疑問が残りやすい点をまとめました。

  • FXを始める際に必要なものはある?
  • 投資未経験の場合はどんな取引から始めればいい?
  • FXは主婦や無職の人でも始められる?

FXを始める際に必要なものはある?

FXを始めるには、本人確認のために運転免許証などの本人確認書類とマイナンバー書類が必要です。

また、FX会社によっては満18歳以上20歳未満の場合には追加で「満20歳未満の取引者に

おける取引同意書」と「代理人の本人確認書類」が必要になります。

代理人には基本的に親がなることになっています。

投資未経験の場合はどんな取引から始めればいい?

投資未経験の方はドル円でなるべく少額の取引から始めましょう。

ドル円は日本で最も取引されている通貨ペアで、取引量が多い分値動きが安定しています。

FX会社によって最小取引単位が変わりますが、1,000通貨程度から取引できる業者で最小ロットの取引を重ねて経験を積みましょう。

FXは主婦や無職の人でも始められる?

FXを始める際に職業は関係ありません。主婦や無職の方でも始められます。

ただし、口座開設の際に提出する個人情報入力の際に職業や年収を偽った場合は審査で拒否される可能性もあるため正直に入力するようにしましょう。

FXの始め方5ステップ!失敗しないFX会社の選び方やリスクを限りなく減らす方法を解説

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