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FX初心者におすすめの通貨ペアは?通貨ペアの選び方やトレード手法別のおすすめ通貨ペアを紹介!

FXの通貨は値動きが激しい通貨や穏やかな通貨、勝ちやすい通貨や初心者は避けるべき危険な通貨など様々です。

だからこそFXのトレードスタイルによっておすすめの通貨ペアも変わります。

そこで本記事ではFXの通貨ペアの選び方からおすすめの通貨ペアを始め、選んではいけない危険な通貨ペアも紹介します。

FXを始める際に通貨ペア選びに悩んでいる方や、FXでなかなか稼ぐことができていない方は記事を読み終えるだけでFXの勝率が10%以上上がる可能性があるでしょう。

この記事でわかること
  • FX通貨ペアの外さない選び方
  • FX初心者におすすめの通貨ペア9選とそれぞれの特徴
  • トレード手法別におすすめのFX通貨ペア
  • FX初心者が避けるべき危険な通貨ペア3つ
目次

FXの通貨ペアとは?

通貨ペアとは、2つの国の通貨の組み合わせで取引が行われるものです。FX取引は、異なる2つの国の通貨を売買することで、利益や損失が生じる取引です。

そのため、「米ドルだけを買う」や「円だけを売る」といった取引ではなく、「米ドル/円を買う」や「米ドル/円を売る」というように、通貨がペアで取り扱われます。

例えば、「米ドル/円を買う」という表現は、米ドルを買って円を売ることを意味し、逆に「米ドル/円を売る」とは、米ドルを売って円を買うことを指します。

メジャー通貨とマイナー通貨

メジャー通貨とは、米ドル・ユーロ・日本円など、表の左に記載されている通貨のことです。それ以外の通貨はマイナー通貨と呼ばれます。

メジャー通貨は取引量が多く流動性が高いため、スプレッド(売値と買値の差)が狭くなる傾向があります。

一方、マイナー通貨は取引量が少なく流動性が低いため、スプレッドが広くなる傾向があります。取引コストを抑えたい場合は、メジャー通貨で取引することをおすすめします。

基軸通貨と決済通貨

FX口座を開設すると、取引画面では様々な通貨ペアが表示されます。例えば、「USD/JPY」(米ドル/円)や「EUR/USD」(ユーロ/米ドル)など。

左側には「基軸通貨」、右側には「決済通貨」と表示されています

例えば、USD/JPYの場合、基軸通貨は米ドルで、決済通貨は円です。通貨ペアごとに基軸通貨と決済通貨が異なるのです。

ストレート通貨とクロス通貨

「ストレート通貨」とは、米ドルとの取引を行う通貨ペアを指し、「ドルストレート」とも呼ばれます。

一方で「クロス通貨」とは、米ドルを含まない通貨ペアのことを指します。ストレート通貨との違いは、米ドルを経由して(クロスして)取引が行われる点にあります

例えば、豪ドル/円の場合、豪ドルと円を直接取引するのではなく、「円を売って米ドルを買い、米ドルを売って豪ドルを買う」というように米ドルを経由して取引が行われます。

このような流れでクロス通貨が取引されます。

FXのおすすめ通貨ペアの選び方4選

まずはFXで取引する通貨の選び方を4つ見ていきましょう。

適切な通貨ペアの選び方を知っておけばFXで安定して勝ちやすくなります。

FXのおすすめ通貨の選び方4選
  • 取引量が多いドルストレートの通貨ペアを選ぶ
  • スプレッドが狭い通貨ペアを選ぶ
  • 月のボラティリティが2~5%程度ある通貨ペアを選ぶ
  • スワップポイントの損失リスクが小さい通貨ペアを選ぶ

取引量が多いドルストレートの通貨ペアを選ぶ

FXで取引する通貨のおすすめの選び方、1つ目は取引量の多いドルストレートの通貨ペアを選ぶことです。

ドルストレートの通貨ペアとはユーロ/ドルやポンド/ドルなど、米ドルとどこかの国の通貨を取引する通貨ペアのこと。

取引量が多い通貨ペアは安定して値動きしてくれるため不安定な値動きになりにくいです。

取引量があることである程度の値幅もでるため、利益も狙いやすくなります。

2019年の国際決済銀行(BIS)の調べでは、世界全体で見た時にドルストレートペアの取引量が最も多いことがわかっています。

FXで安定して利益を狙うなら取引量の多いドルストレートがおすすめ通貨です。

スプレッドが狭い通貨ペアを選ぶ

FXで取引する通貨のおすすめの選び方、2つ目はスプレッドが狭い通貨ペアを選ぶことです。

スプレッドとは取引のたびに自動的に支払うコストのようなもの。

取引する通貨ペアの通貨同士の金利差を元にそれぞれのFX会社が決定しています。

どんなFX取引もまずはスプレッド分の損失がある状態からトレードが始まります。そのため、スプレッドが狭い(安い)方が損失から利益に転換するまでが楽です。

FXでスプレッドの狭い通貨ペアを選ぶならドル円やユーロ円などがおすすめ通貨です。

月のボラティリティが2~5%程度ある通貨ペアを選ぶ

FXで取引する通貨のおすすめの選び方、3つ目はボラティリティが適度にある通貨ペアを選ぶことです。

月間のボラティリティが2〜5%ある通貨ペアが理想です。

ボラティリティとは為替の変動率を指し、一般的にボラティリティが高いと値動きが激しく、ボラティリティが低いと値動きが落ち着いている通貨と考えられます。

ボラティリティが高すぎると損失リスクが上がり、ボラティリティが低すぎると収益チャンスが少なくなります。

月間ボラティリティが2〜5%の間に収まりやすいドル円やユーロドルなどがおすすめ通貨です。

スワップポイントの損失リスクが小さい通貨ペアを選ぶ

FXで取引する通貨のおすすめの選び方、4つ目はマイナススワップの小さい通貨ペアを選ぶことです。

スワップポイントとは日にちをまたいで未決済のポジションを保有していると計算される通貨ペア同士の金利差のこと。

スワップポイントの値もFX会社によってそれぞれ設定されています。※ポジション:新規注文をした後に決済注文を完了していない建玉

1日ごとに計算されるため、複数日に渡ってポジションを継続保有していると日数分スワップポイントが精算されます。

スワップポイントは利益として計上されるプラススワップだけじゃなく、損失として計上されるマイナススワップもあります。

長期目線でFX取引をする場合、マイナススワップがあまりに大きいとじわじわと損失が膨らみ、赤字になるリスクもあります。

マイナススワップによる損失リスクを抑えるならユーロ/円や豪ドル/米ドル、NZドル/米ドルなどがおすすめ通貨ペアです。

FX初心者におすすめ通貨ペア9選

FX初心者へのおすすめ通貨ペアを9つピックアップしました。

FXのおすすめ通貨9選
  • 米ドル/円
  • ユーロ/円
  • ユーロ/ドル
  • 豪ドル/円
  • 豪ドル/ドル
  • ポンド/円
  • ポンド/ドル
  • スイスフラン/ユーロ
  • スイスフラン/ドル

米ドル/円(USD/JPY)

ドル/円は日本人のFXトレーダーが最も取引しているおすすめ通貨ペアです。世界全体で見ても2番目に多い取引量を記録しています。

特徴としては値動きが安定していて比較的に値動きの方向性が予測しやすいことが挙げられます。

米ドルも日本円も世界全体の主要通貨であるため、世界経済の動向に左右されやすいことも特徴の1つです。

2022年にはFRB(アメリカの中央銀行)の急速な利上げによってドル/円価格が歴史的な急騰を見せ、一時1ドル150円台にまで到達しました。

2023年初頭は130円台まで下がるも、日米金利差による円劣位の状況は変わらず継続的な円安が続き、10月には再び150円台に突入しました。

2024年も円安傾向で、4月末についに160円を突破、そのタイミングで政府による介入があったとの情報が流れ一時円高に転じる場面もありましたが、また円安傾向となっています。

長期目線ではドル/円のロングがセオリーとなりますが、短期目線では160円を節目とした政府の為替介入を見越したショートも狙い目です。

ユーロ/円(EUR/JPY)

ユーロ/円はドル/円についで2番目に狭いスプレッドで取引できるおすすめ通貨ペアです。

ドル/円よりもボラティリティがあり、その一方でドル/円よりも値動きに規則性があります。

このため、チャートの形状を元にした分析手法であるテクニカル分析がしやすいです。

また、トレンド形成しやすいことから値動きの方向性に乗って取引するだけで利益が稼ぎやすいのもユーロ/円の特徴です。

ユーロ/ドル(EUR/USD)

ユーロ/ドルは世界で最も取引されているおすすめ通貨ペアです。

ユーロとアメリカドルはどちらも世界経済の基準となる通貨です。取引量が圧倒的に多く価格が非常に安定しています。

大きな値動きはないものの、安定した取引をしたい方におすすめの通貨ペアとなります。

また、1度トレンドを形成すると一方向への値動きが継続しやすいため、トレンドが生まれた時が狙い目です。

豪ドル/円(AUD/JPY)

豪ドル/円(オージー円)はオーストラリアドルと日本円の通貨ペアです。

ドル/円やユーロ/円と比べてボラティリティが高い点や1ドル価格が安く同じ資金額でもドル/円などよりも大きめのロットを注文できる点がおすすめポイントです。

オーストラリアには以下の2つの特徴があります。

オーストラリア(AUD)の特徴
  1. 中国の動向の影響を受けやすい
  2. コモディティ(商品)市場の影響を受けやすい

①中国の動向の影響を受けやすい

オーストラリアの輸出産業の大部分が中国に依存しており、中国の動向次第で貿易収支が増減します。

②コモディティ(商品)市場の影響を受けやすい

オーストラリアは豊富な資源国で、輸出品の50%以上が鉄鉱石や石炭などのエネルギー・鉱物資源で占められています。

これらの商品価格の変動によって貿易収支が変わるため、コモディティ市場の影響を強く受けます。

豪ドル/円を取引するときはオーストラリア単体だけでなく、中国や商品価格の動向も考慮することで値動きを分析しやすくなります。

豪ドル/ドル(AUD/USD)

豪ドル/ドル(オージードル)はオーストラリアドルと米ドルの通貨ペアです。

中国の動向の影響を受けやすい豪ドルとアメリカの通貨の組み合わせのため、世界経済の中心となる2か国の情報を追っていると値動きが読みやすい点はおすすめポイントです。

どちらの国の動向も日本国内にいても容易に入手することができます。

豪ドル/ドルは2021年から下降トレンドが継続しておりましたが、2022年以降は0.6ドル水準で安定しています。

今後の各国中央銀行による金融政策に注目したいところです。

ポンド/円(GBP/JPY)

ポンド/円はドル/円についで2番目に国内FXトレーダーに取引されているおすすめ通貨ペアです。

ドル/円とは値動きの特徴が異なり、非常に値動きの激しい通貨ペアがポンド/円

イギリスの通貨であるポンドは別名「暴れ馬」や「殺人通貨」などと呼ばれることもあり、そのボラティリティの高さが伺えます。

にも関わらず多くのFXトレーダーが取引しているのは、その激しい値動きをものにできれば大きな利益を稼げるからです。

とは言えいきなり高いレバレッジで勝負するのはリスクが高いため、少額からその値動きに慣れていくのがおすすめです。

ポンド/ドル(GBP/USD)

ポンド/ドルは世界で4番目に取引されているおすすめ通貨ペアです。

ボラティリティの高いポンドと基軸通貨であるドルの組み合わせはポンド/円と同様に値動きの激しい通貨ペアになります。

ポンドを通貨としているイギリスとユーロを共通通貨としているEUは地理的に近接しており、通貨の値動きも近い動きをする傾向にあります。

このためイギリスだけの動向に注目するよりもEUの動きも合わせてチェックしておくと値動きを分析しやすくなります。

スイスフラン/ユーロ(CHF/EUR)

スイスフラン/ユーロは長期の上昇トレンドを形成しており、ロング(買い)しておくだけで長期的に利益が狙えるおすすめ通貨ペアです。

スイスは財政状況が安定しており、通貨であるスイスフランは安全資産として有事の際の資金の逃げ先とされています。

一方でユーロが共通の通貨として使われているEUでは各国の経済格差から経済危機に発展するリスクがあるなど不安定な状況です。

スイスフランの価値が高く、ユーロの価値が下落傾向にあるため、長期的なスイスフラン/ユーロの上昇トレンドが形成されているのです。

このためスイスフラン/ユーロはロングして放置しておくのがおすすめの通貨ペアです。

スイスフラン/ドル(CHF/USD)

スイスフラン/ドルもロング(買い)で放置がおすすめの通貨ペアです。

スイスフランの通貨としての価値が安定している一方で、米ドルは2024年内の利下げが予想されており通貨価値が下がっていくと予想されます。

一般的に利上げは買いのサイン、利下げは売りのサインです。

相対的にスイスフランの価値が上昇していくと考えられるため、中長期的に見てスイスフラン/ドルの買いで利益が狙えます。

トレード手法別FXおすすめ通貨ペア

FXのおすすめ通貨はいくつかありますが、トレード手法を絞ればさらにマッチしたおすすめ通貨をピックアップできます。

トレード手法別FXおすすめ通貨
  • FXのデイトレードにおすすめの通貨
  • FXのスキャルピングにおすすめの通貨
  • FXのスイングトレードにおすすめの通貨
  • FXのポジショントレードにおすすめの通貨
  • FXで値動きが激しい通貨のみ取引したい人におすすめの通貨

FXのデイトレードにおすすめの通貨

FXのデイトレードではドル/円やポンド/円がおすすめ通貨ペアです。

デイトレードの通貨選びのポイントは主に2つ。

デイトレードする通貨の選び方
  1. スプレッドが狭いこと
  2. ボラティリティが高いこと

ドル/円はどのFX会社でも全通貨ペアの中で最もスプレッドが狭く設定されています。コストが安いため、その分利益が残りやすいメリットがあります。

ボラティリティの高さは利益の稼ぎやすさに繋がります。デイトレードは日をまたがずにその日のうちに決済まで完了させるため、短い期間で大きく値動きしてくれた方が効率的に利益が狙えます。

ポンド/円は暴れ馬と呼ばれるほどボラティリティが高いためおすすめ通貨ペアです。

反面、予想と逆に値動きした場合は損失が拡大しやすいため、適切な損切りが必要です。

FXのスキャルピングにおすすめの通貨

FXのスキャルピングならドル/円やユーロ/円がおすすめ通貨ペアです。

スキャルピングは数秒から数分の間で決済まで完了させる超短期トレードのこと。

1回の売買で狙う利幅も狭くなるため、毎度発生するスプレッドもなるべく狭い通貨ペアを選ぶのがポイントです。

ドル/円やユーロ/円は全通貨ペアの中でトップにスプレッドが狭いため、スキャルピングでも利益が残りやすいです。

スキャルピングならドル/円やユーロ/円をおすすめします。

FXのスイングトレードにおすすめの通貨

FXのスイングトレードならユーロ/ドルやドル/円がおすすめ通貨ペアです。

ポイントは取引量の多さ。取引量が多いと価格が安定しやすく急騰・急落が起こりづらくなります。

スイングトレードは数日〜数週間ポジションを保有し続けるため、あまりに価格が動きすぎると精神的に疲れてしまいます。

また、スイングトレードでは一定の損失を許容しながら中長期目線で最終的な利益を狙うものです。

値動きが激しいとどこまで損失を許容すべきか判断が難しくなり、結局大きな損失を確定せざるを得なくなることもあります。

その点ユーロ/ドルは世界No.1、ドル/円は国内No.1の取引量を記録している人気通貨ペアです。

スイングトレードなら取引量が多いユーロ/ドルやドル/円がおすすめです。

FXのポジショントレードにおすすめの通貨

FXのポジショントレードならスワップポイントも狙いやすいドルやNZドルがおすすめ通貨です。

数週間〜数年間ポジションを決済せずに保有し続けるポジショントレードはスワップポイントの影響を強く受けます。

スワップポイントはポジションを決済するまで毎日加算されていくものだからです。

その点米ドルやNZドルはさまざまなFX口座でプラススワップが大きく、スワップポイントでの利益が積み重ねやすくなっています。

FXのポジショントレードにぴったりの通貨です。

FXで値動きが激しい通貨のみ取引したい人におすすめの通貨

FXで値動きが激しい通貨を取引したい方にはポンド/円、ポンド/ドル、トルコリラ/円がおすすめ通貨ペアです。

ポンドは暴れ馬、殺人通貨と呼ばれるほど値動きの激しい通貨として知られています。しかしながら、突発的かつ原因のはっきりしない急騰・急落は少ないです。

重要経済指標の前後の価格急変動に気をつけていれば、規則性と値幅を兼ね備えた値動きで大きな利益を狙えます。

一方、同じぐらい値動きの激しい通貨であるトルコリラは市場での流動性が低く、突然値が飛んだような動きをする場合があるのが特徴です。

トルコの経済動向によっては一方的に暴落・暴騰を続けることがあるため、そのような方向性の見えやすいイベントが起きた時が狙い目です。

FX初心者の方はやめとけと言われる部類の通貨ペアになるので、ある程度取引に慣れてきた段階で始めてみましょう。

【損失確定?】FX初心者には難易度が高い通貨3選

FXではおすすめできる勝ちやすい通貨がある反面、初心者が手を出すには難易度が高い通貨もあります。

値動きが不安定でセオリー通りの取引でも強制ロスカットが起こり大きく損をする可能性もあるため、あらかじめ危険な通貨を把握しておきましょう。

FX初心者には難易度が高い通貨3選
  • トルコリラ
  • 南アフリカランド
  • 中国元

トルコリラ

1つ目の危険通貨は高金利通貨の代表格として知られるトルコリラです。

一般的に金利が高い通貨には金利投資目的の買いが集まりやすいと言われています。

しかし、新興国ならではの急速なインフレ進行や政府が実施する金融経済のセオリーに反したインフレ対策によりトルコリラは長期的な下落を続けています。

2021年の初めには13円台だったトルコリラ/円も同年12月には6円台と半分の価格まで暴落しています。

今後もインフレ継続により不安定な状態が続くことが予想されます。

南アフリカランド

2つ目の危険通貨は南アフリカランドです。

南アフリカランドもトルコリラと同様に高金利通貨の代表格です。

高金利がゆえに世界経済が安定している時は金利投資目的で買われやすいです。

一方で世界経済が不安定になると、南アフリカの高い失業率や恒常的な財政赤字などの不安要素が拭えず、いち早く売りの対象になりやすいです。

このため南アフリカランドは世界経済、特にアメリカやEUなど主要国の経済動向によって値動きが左右されやすく不安定な通貨です。

中国元

3つ目の危険通貨は中国元です。

中国は政治動向が不安定で政府の政策次第で経済が大きく左右されます。

通貨の価値は経済と連動しているため、政府の方針次第で通貨価格も上下に振れることになります。

中国関連のニュースが報じられるたびに価格も反応しやすいため、値動きの流れを読むのが難しくFX初心者には難易度の高い通貨です。

FXの通貨選びが決まったら次は何をする?【3ステップ】

取引する通貨選びが終わったら以下の順番で次のステップに進みましょう。

FXの通貨選び終了後にやること3ステップ
  1. 取引したい通貨を取り扱っているFX会社を探す
  2. 取引したい通貨を取り扱っているFX会社で口座開設する
  3. FX口座に入金をして取引を始める

1.取引したい通貨を取り扱っているFX会社を探す

まずは取引したいFX通貨を扱っている会社を見つけます。

ドルやユーロなどの主要通貨であればどこのFX会社でも必ず取り扱っていますが、新興国などのマイナー通貨は会社を選びます。

取引したい通貨の取り扱いがあるか、事前にチェックしておきましょう。

2.取引したい通貨を取り扱っているFX会社で口座開設する

お目当ての通貨を取り扱っているFX会社が見つかったら口座開設をしましょう。

口座開設フォームにはFX会社のホームページからアクセスできます。

氏名や住所など必要情報を入力したあと、本人確認書類とマイナンバー関連書類を提出します。

マイナンバーは通知カードでも問題ありません。

書類提出から平均して2〜3日ほどで審査結果が届き、書類不備がなければ口座開設は完了です。

3.FX口座に入金をして取引を始める

FX口座を開設できたら、取引資金を入金すれば取引が開始できます。

必要な最低取引資金はFX会社や取引する通貨ペアによって異なりますが、中にはMATSUI FXのように100円台からFXトレードができる口座もあります。

必要な金額は各FX会社の最低入金額と最低取引単位を確認してみてください。

例えばドル円を取引する場合、最低取引単位が1通貨なら約130円から取引できますが、1,000通貨からなら130円×1,000通貨で最低でも130,000円が必要になります。

FXのおすすめ通貨ペアについてよくある質問

最後に、FXのおすすめ通貨について疑問に残りやすい点を4つまとめました。

FXのおすすめ通貨についてよくある質問
  • FXで勝ちやすい通貨ペアは?特徴はある?
  • FXをするとき、通貨ペアは絞るべき?分散するべき?
  • FXでトレンド形成しやすい通貨ペアは?
  • FXは取引とスワップポイントのどちらを重視して通貨ペアを選ぶべき?

FXで勝ちやすい通貨ペアは?特徴はある?

FXで勝ちやすい通貨ペアはドル/円です。

米ドルと日本円はどちらも有事の際に買われやすい主要通貨であり、その他の通貨と比較しても値動きが安定しています。

急な暴投・暴落が少なく比較的値動きの方向性が読みやすい特徴があります。

逆に言えば大きな利幅は取りづらいものの、まず安定して利益を狙っていくという面では最も勝ちやすい通貨ペアであるため特にFX初心者におすすめです。

FXをするとき、通貨ペアは絞るべき?分散するべき?

FX初心者ほど狙う通貨ペアは絞るべきです。

それぞれの通貨には値動きの特徴があります。1つの通貨ペアに絞って取引を重ねていくに連れて、この先どう動きそうか読みやすくなってきます。

また、国の経済動向から通貨価格の変動を分析するとき、分析対象とする国の数は少ない方が狭く深く情報を取りやすいです。そうすれば分析の精度が研ぎ澄まされてきます。

まずは通貨ペアを絞るべきで、その後余裕が出てきたら少しずつチェックする通貨を分散してみましょう。

FXでトレンドが続く通貨ペアは?

FXでトレンド形成しやすい通貨ペアはユーロ/円です。

ユーロ/円はドル/円以上にチャートの規則性があり、チャートを元にした分析方法である「テクニカル分析」が機能しやすいです。

最も一般的なトレード手法であるトレンドを根拠とした売買の他にも、テクニカル分析を活かしたトレードがしやすくおすすめの通貨ペアです。

FXは取引とスワップポイントのどちらを重視して通貨ペアを選ぶべき?

FXの為替差益を狙った取引とスワップポイントを狙った取引は個々人が何を目的にトレードするのかによって重視すべき選択が変わります。

それぞれのメリット・デメリットを比べて理想に合いそうな方を実際に始めて判断してみてください。

為替差益を狙った取引
  • メリット①:スワップよりも大きな利益を狙える
  • メリット②:トレードスキルが身に付く
  • デメリット①:スキルと経験が必要
  • デメリット②:大きく損をする可能性もある
スワップポイントを狙った取引
  • メリット①:保有しているだけで利益が稼げる
  • メリット②:あらかじめプラススワップが高い通貨ペアやFX口座を調べられる
  • デメリット①:長期的な目線が必要
  • デメリット②:金利変動によってマイナススワップになる可能性もある
  • デメリット③:プラススワップでも為替差益で損をする可能性もある

FXのおすすめ通貨まとめ

FXには勝ちやすいおすすめ通貨もあれば、FX初心者が避けるべき危険な通貨もあります。

ただ、値動きが激しいから悪い、安定しているから良いという訳ではありません。

トレード手法がデイトレードなのかスキャルピングなのか、スプレッドの狭さを重視しているのか、スワップポイントの高さを重視しているのかなどそれぞれに理想の通貨像があるはずです。

まずは理想の通貨像を定め、合致する通貨ペアを選びましょう。

FXのおすすめ通貨まとめ
  • FXのデイトレードにおすすめの通貨:ドル/円、トルコリラとの通貨ペア
  • FXのスキャルピングにおすすめの通貨:ドル/円、ユーロ/円
  • FXのスイングトレードにおすすめの通貨:ドル/円、ユーロ/ドル
  • FXのポジショントレードにおすすめの通貨:ドルとの通貨ペア、NZドルとの通貨ペア
  • FXで値動きが激しい通貨のみ取引したい人におすすめの通貨:ポンド/円、ポンド/ドル、トルコリラ/円など

何を重視すれば良いのか分からないもののひとまずFX取引を始めてみたいという方はドル/円から触ってみてください。

取引する通貨ペアが決まれば取り扱いのあるFX口座を見つけて口座開設をしましょう。

ドル/円やユーロ/円などの主要通貨ペアはどのFX会社でも取り扱っているためご安心ください。

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