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FX証拠金(マージン)の計算方法【必要証拠金・維持率と各社のロスカット水準】

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CBMB編集部2026年4月1日(2026年10月5日 更新)約5分で読めます

FXの必要証拠金は「為替レート × 取引数量 ÷ レバレッジ(個人は最大25倍)」で計算します。口座の資金がこの必要証拠金に対してどのくらい残っているかを示すのが証拠金維持率で、維持率が各社の決めた水準を下回るとロスカット(強制的な決済)が行われます。この記事では計算式と具体例に加えて、当サイトが各社の公表ページで確かめたロスカットの水準を示します。

必要証拠金の計算

国内のFX業者が個人に提供できるレバレッジは最大25倍です。必要証拠金は次の式で求めます。

必要証拠金 = 為替レート × 取引数量 ÷ 25

為替レートを1ドル=150円と仮定した USD/JPY の例です。

取引数量取引金額必要証拠金
1通貨150円6円
1,000通貨150,000円6,000円
1万通貨1,500,000円60,000円
10万通貨15,000,000円600,000円

最小で取引できる数量は社によって違います。当サイトの記録では、1通貨から(SBI FXトレード・OANDA証券・松井証券)、1,000通貨から(GMOクリック証券・みんなのFX・LIGHT FX・JFX・三菱UFJ eスマート証券・ヒロセ通商)、1万通貨から(DMM FX)です。

証拠金維持率の計算

証拠金維持率は次の式で計算します。

証拠金維持率(%)= 有効証拠金 ÷ 必要証拠金 × 100

有効証拠金は、口座に入れた資金に、保有中のポジションの評価損益(とスワップ)を加えたものです。ポジションが含み損になるほど、有効証拠金は減ります。

具体例:10万円の口座で1万ドルを買った場合

為替レート150円で USD/JPY を1万通貨買い、口座に10万円あるとします。必要証拠金は60,000円です(以下、レートが動いても必要証拠金は一定とみなして計算します)。

レートの下落幅評価損有効証拠金証拠金維持率
0円0円100,000円約167%
2円−20,000円80,000円約133%
4円−40,000円60,000円100%
7円−70,000円30,000円50%

ロスカットの水準が維持率100%の社なら4円の下落で、50%の社なら7円の下落でロスカットの対象になります。同じ口座残高でも、社の水準によってロスカットまでの値幅が変わります。口座に入れる資金を増やすか、数量を減らせば、この値幅は広がります。

各社のロスカットの水準(当サイトが公表ページで確認したもの)

2026年8月29日に各社の公表ページを読んで記録したものです。

社公表されている基準
みんなのFX証拠金維持率が100%以下
LIGHT FX証拠金維持率が100%以下で全ポジションを自動決済
JFX有効比率が100%未満(同社は「証拠金維持率」ではなく「有効比率」と呼ぶ。計算式は同じ)
DMM FX証拠金維持率が50%以下。ただし同じページに「50%を大きく下回る水準で執行される場合がある」との記載あり
松井証券 MATSUI FX利用者がロスカット率を選ぶ方式(固定の水準なし)
GMOクリック証券 FXネオ公表ページはあるが、当サイトはロスカットの水準を読み取れていない(同ページの「維持率100%を下回った場合」は追加証拠金の条件)
ヒロセ通商 LION FX当サイトは水準を読み取れていない(同ページの「有効比率200%」は画面の表示が変わる水準)
SBI FXトレード・OANDA証券・三菱UFJ eスマート証券当サイトは公表ページを特定できていない(ロスカットの仕組みが無いという意味ではない)

上の水準は口座の種類(個人・法人)や取引コースで変わる場合があります。取引する口座の条件は、必ず各社の公表ページで確認してください。

ロスカットと追加証拠金の違い

  • ロスカット:維持率が水準を下回ったときに、社がポジションを決済する仕組み。損失の拡大を止めるためのもの
  • 追加証拠金(追証):維持率が別の水準を下回ったときに、入金を求められる仕組み。社によって条件や期限が違う

GMOクリック証券の例のように、同じ「100%」という数字でも、ロスカットの水準なのか追加証拠金の条件なのかは社のページの書き方で確かめる必要があります。

ロスカットの水準どおりに決済されないことがある

相場が急に動いたときや、週明けに価格が金曜の終値から離れて始まったときは、ロスカットが水準より不利な価格で約定することがあります。DMM FX は公表ページでこの点を明記しています。その場合、口座の資金を超える損失(不足金)が出ることもあります。

出典

  • ロスカットの水準:各社の公表ページ(2026年8月29日に当サイトが読んだもの。URL は各社名のリンク先の業者ページに記載)
  • 最小取引単位:各社の公表ページ(当サイトの業者ページに記載)
  • 金融庁(個人向け店頭FXの証拠金規制。レバレッジ上限25倍)

この記事で触れた業者

各社が公表している条件はブローカー比較にまとめています。スプレッドには適用時間帯などの条件があります。

DMM FX
株式会社DMM.com証券
USD/JPY 0.2銭(原則固定・例外あり/2026-08-14 確認)
GMOクリック証券 FXネオ
GMOクリック証券株式会社
USD/JPY 0.2銭(原則固定・例外あり/2026-08-14 確認)

各社の公表条件

当サイトが公表値を記録している10社です。順位ではありません。並びはブランド名の五十音順で、 提携の有無とは無関係に全社を載せています。

業者ドル円例外時の上限
DMM FX0.2銭3.9銭
GMOクリック証券 FXネオ0.2銭3.8銭
JFX0.2銭7.9銭
LIGHT FX0.2銭3.9銭
OANDA証券0.4銭0.8銭
SBI FXトレード0.18銭—
ヒロセ通商 LION FX0.2銭7.9銭
みんなのFX0.2銭3.9銭
三菱UFJ eスマート証券 FX0.2銭8銭
松井証券 MATSUI FX0.2銭6銭

各社が公式ページで公表している値です。当サイトの計測値ではありません。 原則固定は例外のある固定で、適用時間帯や対象口座の条件は各社で異なります。 取得日と出典URLは各社のページに記載しています。

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