FXっていくらから始められるんだろう?
できれば1日5,000円稼ぎたい
FXを始めたいと考えている人の中には、なるべく少額から始めたいという人もいるでしょう。
また、少額から始めつつも、1日5,000円ほどの利益を欲しいと考える人もいます。
結論から言えば、FX業者を選べば約5円から始めることも可能です。
しかし、1日5,000円稼ぐとなると最低でも5万円は必要になります。
この記事では、FXに必要な最低資金や5,000円稼ぐ方法について解説しています。
FXに必要な証拠金や危険性も参考にして、手軽にFXを始めてみましょう。
FXの最低資金は約5円からでも可能!
通貨を売り買いし、その差額で利益を生み出すFXは、始めるにあたり数万円から数十万円の最低資金を用意しなければいけないと思っている人もいるかもしれません。
しかし実際は、もっと安い資金でも始められます。
この最低資金はFX業者によって異なり、場合によっては約5円から始められるケースもあります。
この項目では、なぜFXが小額から始められるのか、その仕組みについて解説します。
FXの最低資金は業者の最低取引通貨量による
FXの最低資金は、利用する業者の最低取引通貨量に依存します。
最低取引通貨量の多い業者を選べば、用意すべき最低資金は高くなります。
反対に安い業者を選べば、その分必要金額は少なく済むのです。
そのため、出来る限り少ない資金で始めたいと考えている方は、1万通貨のFX会社よりも、100通貨や1,000通貨で始められるところを選ぶとよいでしょう。
松井証券は1通貨から取引可能
「松井証券 MATSUI FX」では、取り扱いのあるすべての通貨において、1通貨単位で取引を始められます。
また、開始するにあたり必要になる最低資金は約5円で、業界最低額となっています。
「松井証券 MATSUI FX」には、最低資金が1通貨であることに加え、下記の4つのメリットもあります。
- 取引手数料0円
- レバレッジ率を選択可能
- 7時~23時の長時間サポート(コールセンター)
- 取引では高機能のツールを使用可能
以上のことから「松井証券 MATSUI FX」は、初めてFXに挑戦する人にとって最もおすすめのFX業者だと言えるでしょう。
一般的な米ドル取引は約4,5000円
「松井証券 MATSUI FX」のように最低資金を低く設定しているFX会社の数は、あまり多くありません。
実際に、FXの取引高が7年連続1位である「GMOクリック証券」や口座数75万以上を誇る人気FX会社「DMM FX」の最低資金は、約45,000円に設定されています。
一般的な最低資金は45,000円ですが、近年はFX業者の数や利用者が増加している影響もあり、最低資金の幅も広くなりつつあります。
「みんなのFX」は約4,500円から、「LINE証券」の場合は約4,400円から始められるので、自分がどれくらいFXに力を入れたいのかを視野に入れて選ぶことが大切です。
FX自動売買の最低資金は運用期間で変わる
FXには、自動売買(システムトレード)と呼ばれる仕組みがあります。
自動売買では、事前に設定しておいたルールに従って、システムが自動で為替の売買をしてくれます。
自動売買のメリットは2つ。
24時間取引ができることと、難しい分析テクニックを必要としないことです。
そのため、FX初心者が取引に慣れるためのとっかかりとして、自動取引を選ぶケースが多々あります。
そんなFX自動売買の最低資金は、運用期間によって異なるため注意が必要です。
自動取引の最低資金は、一般的に約4,000円に設定されています。
FXは最低資金の少額から始めるべき?危険性や証拠金について解説
次に、FXを最低資金で始めるにあたり、考えられる危険性や証拠金について解説します。
FXは証拠金がなくなる心配が少ない少額からがおすすめ!
結論から言うと、FXは少額で始めることをおすすめします。
それは損失額を抑えられるから、つまり証拠金がなくなる心配が少ないからという理由一点に尽きます。
たとえば、取引している通貨の価値が10%下落したと仮定しましょう。
このとき10万円でトレードしている人は、1万円も損失してしまいます。
しかし、その10分の1の通貨である1万円で取引している人は、1,000円の損失で済むのです。
少ない資金でも、FXにはレバレッジと呼ばれるシステムがあるので、うまく活用できれば大きなリターンを得ることも可能です。
その上リスクも少ないので、慣れるまでは少額取引で経験を積みましょう。
証拠金とは取引に必要な資金!
証拠金とは取引に必要な資金・担保のことです。
たとえば1万ドルの取引を100円(為替レート100.00)で行うときは、最低40,000円の証拠金を用意する必要があります。
このときの計算式は、下記の通りです。
100円×1万×4%=40,000円
FX取引が実際の取引額よりも少ない資金でできるのは、レバレッジと呼ばれるシステムがあるからです。
レバレッジとは、日本語では「てこの原理」などとも言われており、FXの世界では、少ない資金で大きな運用をできることを表します。
上記の式では、レバレッジを25倍かけた際の必要証拠金を計算しています。
証拠金と関わる強制ロスカットの危険性とは?
証拠金維持率が一定以下になった際に、FX業者が強制的に決済を行ってしまうことを「ロスカット」と言います。
「ロスカット」は、資家の保護を目的としています。
つまり、証拠金維持率が一定以下になった際に、さらに大きな損失を生まないために、強制決済される仕組みになっているのです。
少額投資の場合、損失額が抑えられるメリットがありますが、その一方で強制ロスカットに遭いやすいというリスクがあります。
資金が少なければ少ないほど証拠金維持率が下がりやすいので、ちょっとした取引でも注意する必要があると言えるでしょう。
たとえば、証拠金維持率50%でロスカットが発生する米ドル円で取引すると仮定します。
1000通貨を4,000円(レバレッジ25倍)で保有した場合は、たった2円下落するだけでロスカットの対象となってしまいます。
その一方で、1000通貨を10,000円で保有している場合は証拠金の維持率が下がりにくいため、最大8円の下落に耐えることができます。
強制ロスカットを回避するためには、レバレッジを低くすることや、短期間での取引を繰り返す方法(スキャルピング)などの対策が有効です。
FXを最低資金から始めるデメリットは儲けにくいこと
最低資金から始めるFXは、損をするリスクが低いというメリットがあります。
しかし、その一方で、大きな運用と比べて儲けにくい点は大きなデメリットだと言えるでしょう。
FXの100円の利益を得るのに必要な値動き
たとえば米ドル取引を1000通貨でやっている人と1万通貨でやっている人とでは、100円の利益を作るために必要な値動きが異なります。
たとえば、1pips(=0.1銭)の値幅と設定して、それぞれ値幅ごとの損益を比較してみましょう。
値幅=pips | 1000通貨 | 1万通貨 |
1pips | 1円 | 10円 |
10pips | 10円 | 100円 |
50pips | 50円 | 500円 |
100pips | 100円 | 1000円 |
このように、1万通貨で取引している人が10pipsの変動で100円の利益を出していることに対し、1000通貨の人は100pipsでようやく100円に到達しました。
最低資金での取引は安全ですが、なかなか利益に繋がらないため、慣れてきたら証拠金を増やすなどの方法を取るとよいでしょう。
1日5,000円稼ぐには最低5万円は欲しい
もしFXで、1日に5,000円、一か月にして15万円程度稼ぎたいと思っているのであれば、証拠金は最低でも5万円はほしいところです。
運用額が大きければ大きいほど、1pipsあたりの損益が大きくなり、資金が5万円の場合は1日あたり10pips獲得すれば稼げる計算になります。
また、資金が5万円もあれば証拠金維持率の低下によるロスカットに遭いづらくなるというメリットもあります。
社会人にとって5万円は、払うのに無理をし過ぎなければいけない額ではないので、真剣に取り組みたいと考えている人は検討してみてください。
FX業者の最低必要資金はいくら?
おわりに、各FX業者の必要最低資金と簡単な特徴についてまとめました。
FX業者を選ぶ際は、最低資金のほか、サービスがわかりやすいかどうか、サポートが充実しているかどうかなども考慮して、使いやすいところを選んでください。
DMM FXの最低資金は約4.5万円
「DMM FX」の最低取引単位は1万通貨でレバレッジは25倍で固定なため、45,000円の資金で始められます。
「DMM FX」は、80万口座以上の開設実績があるFX業者で、24時間の安心サポートを受けられるところが特徴です。
LINEでのお問い合わせも可能なので、初心者でも損のリスクを減らしつつ、高い運用を始められるでしょう。
そのほかの特徴は下記をご確認ください。
- 手数料無料
- FX取引でポイントが貯まる
- 為替変動に関わる最新ニュースを無料で提供
- 通貨の売値と買値に生じる差(スプレッド)が狭い
GMO外貨の最低資金は4,500円
GMOインターネットグループが提供する「GMO外貨」の最低取引単位は1000通貨で、25倍のレバレッジをかけることで4,500円から始められます。
少ない資金で運用できるため、まずは少額取引でFXの経験を積みたい方におすすめです。
「GMO外貨」が初心者におすすめなのは、使用する取引ツール「外貨exアプリ」がシンプルで使いやすく、直感的に操作できるからです。
「FXを始めてみたいけれど、ツールの使い方がわからなくて始められない」と悩んでいる方は、ぜひ「GMO外貨」をチェックしてみてください。
そのほかの特徴は下記の通りです。
- スワップポイントが高い
- 分析ツールを使用できる
- スプレッドが急に変化する場合あり
みんなのFXの最低資金は4,500円
「みんなのFX」の最低取引単位は1000通貨で、25倍のレバレッジ利用で4,500円から始められます。
少ない資金で始められるほか、トルコリラや南アフリカランドなどのスワップポイントが高いため、米ドル取引以外にも挑戦してみたい人におすすめです。
取引手数料は無料で、通貨ペアの取扱数が28通貨あることが特徴です。
「みんなのFX」のその他の特徴は下記をご覧ください。
- 米ドル円のスプレッドが0.1銭と業界最安
- 取引ツールが充実している(PC・iOS・androidに対応)
- 自動売買のツールが充実
じぶん銀行 FX ミニトレードなら4,500円
「じぶん銀行 FX ミニコース」の最低取引単位は1000通貨で、約4,500円から取引を始められます。
「じぶん銀行 FX ミニトレード」はKDDIと三菱東京UFJ銀行との共同出資なので安心して取引ができる一方で、スプレッドが高く、スワップポイントもあまり高くないなどの特徴があります。
デイトレードをしたい人にはほかのFX業者がおすすめですが、初めての取引で心配な人や、安心して長期的に運用できる業者を選びたい方には適していると言えるでしょう。
「じぶん銀行 FX ミニトレード」のその他の特徴については下記をご覧ください。
- 入出金が即座にできる
- アプリが使いやすい
- スキャルピングがしづらい
LINE FXは4,500円
「LINE FX」の最低取引単位は1000通貨で、約4,500円という少ない資金でFX取引を始められます。
少ない資金で始められる手軽さが人気で、現在の口座開設数は10万口座以上です。
LINEアカウントがあれば簡単に登録できるので、お試し感覚でFXを始めてみたい人にもおすすめできる業者だと言えるでしょう。
「LINE FX」のその他の特徴は下記をご覧ください。
- 経済指標や価格変動をLINEで通知してくれる
- スプレッドが狭い
- 取引に必要な手続きが無料
- デモトレードはできない
FX初心者が失敗しないためには最低資金が低い業者がおすすめ
FX初心者が取引で失敗しないためには、まずは最低資金が低い業者を選ぶことが大切です。
なお、レバレッジを高くかけ、少ない証拠金で運用する場合は、為替の下落によるロスカットに遭いやすいことに注意してください。
ロスカットのリスクを少しでも減らしたい場合は、かけるレバレッジの倍率を低くしたり、短期間で取引を行うスキャルピングを取り入れたりしてみてください。
そのほか、自動売買に登録し、システムにトレードを任せてしまう方法もおすすめです。
最低資金で何度か取引を繰り返し、コツを掴んだ後は証拠金を増やしたり、最低取引単位の大きいFX業者に登録したりしてみるのもよいでしょう。
最低資金が低い業者のなかでは、取引手数料がかからず、かつ長時間のサポートがある松井証券がおすすめです。
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