株とFXってどっちが簡単にできるんだろう?FXは危ないって聞いたけど、株は安全なの?
株とFXを比べて何が違うのか、初心者におすすめなのはどちらかを解説していきます。
このような疑問をお抱えではありませんか?
株もFXも金融商品の取引であるため、それなりのリスクが発生していることは事実です。
そのため、どちらがより安全かつかんたんに取引できるのかは多くの初心者に取って興味を惹かれる点になります。
- 株とFXの違い
- 初心者におすすめなのはFX
- 株とFXどちらが楽しい?
この記事を読めば、株とFXの違いがわかりどちらの資産運用が自分に合っているかの判断軸を得られるでしょう。
結論、投資初心者で昼間は会社に務めている方であればFXの方がおすすめです。
ぜひ最後までお読みください。
株とFXはどっちも難しい!難易度は?
株とFX、どちらがやりやすいかは人によって異なります。
そのため、両者の特徴を理解した上で取り組みやすそうな方を選択することをおすすめします。
ここでは、株とFXのそれぞれの特徴について解説します。
株は必要な資金が高く取引時間が限られる
株とFXでは必要な資金と取引時間の面で大きく異なります。
資金面においてはFXの場合米ドル円で取引するのであれば、レバレッジを効かせることで10万円前後の取引が可能になります。
つまり、FXは少額からでも始められるというメリットがあるのです。
一方、株は株価によって大きく左右されます。
高額な株になると1株5万円近くなるため、単元株数100で購入した場合500万円近くの初期投資が必要になります。
また、取引時間においてはFXの場合月曜日の早朝から土曜日の早朝まで、24時間取引することが可能です。
1日中取引できる理由は世界中のいずれかの市場は必ず開いているからです。
時間を選ばず取引できるのはFXの大きな魅力です。
一方、株は東京証券取引所の場合、午前中は9時から11時、午後は12時30分から午後3時と決まっています。
つまり、この時間外は取引できないため株はFXに比べて時間的に制約が強い投資手段です。
FXは高レバレッジだとリスク管理が難しい
FXは高いレバレッジがかけられることがメリットです。
とはいえ、ハイレバレッジでの取引は大きなリスクが伴うことも忘れてはいけません。
少ない証拠金で大きな額を取引できるため、損失を被ったときに対応できる資金力が求められます。
万が一、損失額が証拠金で補えなくなった場合は追加で証拠金を支払わなくてはなりません。
そのような状況になった時点で利益を出すという状況からはほど遠いため、リスク管理の仕方を根本的に見直す必要があるでしょう。
レバレッジをうまく使いこなせるようになると、勝ちトレーダーへの道が見えてきます。
株とFXの大きな違いは?
ここでは株とFXの違いや類似点について紹介します。
両者を見比べることでメリットやデメリット、また金融商品を取引する上で気をつけるべきことが浮かび上がってきます。
詳しく見ていきましょう。
株は企業の株式をFXは通貨を売買する
株とFXでは売買する対象が根本的に異なることをおさえておきましょう。
株は企業が発行する株式を売買し、FXは国が発行する通貨を売買する取引です。
そのため、株は株式会社の数だけ銘柄がありFXは国のペアの数だけ通貨ペアが存在します。
上場株式数は約3,000社以上存在するのに対し、国際通貨は約180種類にとどまります。
つまり、投資対象の選択肢はFXよりも株の方が多いです。
最大レバレッジは株3倍・FX25倍
FXは国内の証券会社を利用する場合、最大25倍までレバレッジが適用できます。
一方株の場合、現物取引の場合レバレッジは効きません。
とはいえ、信用取引の場合は約3.3倍までレバレッジをかけることができます。
例えば100万円の自己資金を準備した場合、現物取引では100万円分の取引しかできません。
しかし、信用取引であれば約330万円分の取引が可能になります。
株の方がレバレッジについては融通が利かないという印象を持たれる方もいるでしょう。
株取引のレバレッジがおさえられているのは、FXよりも多額の証拠金が必要になる場合がほとんどだからです。
株式の場合、銘柄によっては最小取引単位が500万円になることも珍しくありません。
つまり、株取引に高いレバレッジをかけることは非常に高いリスクを背負うことになるのです。
株は取引時間が限られFXは平日いつでも可能
株取引の取扱時間は、東京証券取引所の場合 9:00~11:30と12:00~15:00 です。
一方FXは証券会社にもよりますが、基本的には月曜の早朝から土曜の早朝まで取引可能です。
会社員の方で先物取引に挑戦したい方は、株よりもFXの方が時間の面においては取り組みやすいといえるでしょう。
株は配当金・FXはスワップポイントが得られる
株式における配当金とは、株を持っている投資家に対して企業から分配されるお金を指します。
配当金がある株とない株があるため、配当金が欲しい方は株を購入する際に気をつけておきましょう。
株を所有しているだけで配当が発生するのは投資家にとって大きなメリットでもあります。
配当金のみならず株主優待券などが付随する株もあります。
株主優待券を持っていると企業が提供するサービスをお値打ちに受けられたり無料で受けられたりするのがメリットです。
一方FXではスワップポイントが得られます。
スワップポイントとは通貨ペアの金利差を利用して得られる利益です。
具体的には通貨ペアでは、低金利の日本円を売って高金利の南アフリカランドを買うことで、その金利差から利益を得られることがあります。
もちろん、反対の取引した場合はマイナスのスワップポイントになる可能性もあるので注意が必要です。
株の配当金は企業が株主に約束していることなので、比較的安定して得られるでしょう。
一方スワップポイントは各国の政治や経済状況に左右するので、確実性が低いことはおさえておきましょう。
いずれにしても、株もFXも売買することなく所有しておくだけで利益を受けられるのは投資をする大きなメリットです。
変動は株の方が大きくFXの方が小さい
FXは国家が発行する通貨を売買する取引であるため、比較的値動きは安定しています。
もちろん新興国通貨や流通量が少ない通貨はボラティリティが大きくなるものの、米ドル円などの主要通貨ペアでは値動きは安定的です。
一方、株取引は株式会社が発行している株式を売買する取引であるため、信頼性は株式会社の経営状況に大きく左右されます。
つまり、国の経済状況や政治的状況に左右されるのがFXで会社の経営状況や信頼性に左右されるのが株取引になります。
規模の大きい国が関与するFXの方が株よりも値動きが安定する傾向があるのはこのことからも分かるでしょう。
安定した株取引をしたい場合は、投資信託がおすすめです。
投資信託とは多数の会社の株をパッケージにして売買される金融商品で、会社の株を直接買うよりもリスク分散が効きます。
興味のある方は積立NISAなどに投資してみると良いでしょう。
株は経営に左右されFXは経済に左右される
株の主体は株式会社であるため、株式を発行している会社の経営状況や信頼度が値動きに直結します。
一方、FXの主体は通貨を発行している国家であるため、国の経済状況や政治的状況が値動きに関与します。
もちろん、国の情勢が会社にも影響を与えるため両者は無関係ではありません。
株よりFXの方が初期費用が少ない
株よりもFXの方が小さな初期費用でも始められます。
その要因としてはレバレッジにあります。
株は現物取引の場合レバレッジはかけられず、信用取引でも約3.3倍までしかレバレッジがかけられません。
一方FXは日本の証券会社で取引する場合、最大25倍ものレバレッジをかけることが可能です。
その分手元資金が少なくても始められる点がFXのメリットになります。
確定申告は株もFXも基本的には必要
確定申告は株もFXも基本的には必要にはなります。
とはいえ、株に関しては特定口座を開設して取引をすることで確定申告が不要になります。
特定口座の場合は、源泉徴収されるため確定申告の手続きを省けるのが大きなメリットです。
しかし、20万円以下の利益であった場合も納税されてしまう点はデメリットでもあります。
その場合は一般口座で取引する方が良いでしょう。
FXの確定申告については以下の記事で詳しく解説しています。
チャートやテクニカル分析に大きな違いはない
チャートやテクニカル分析において、株やFXに大きな違いはありません。
実際のところ、FXの方が株よりも流通量が大きいことからテクニカル分析が行いやすくなります。
株は銘柄が多い分投資家の資金が分散し、1つの銘柄に集まる資金量はFXに比べると小さくなるのは必然です。
つまり、多少の額の売買でも値動きに反映されてしまう可能性が高くなるためテクニカル的な経験則が通用しにくくなります。
株取引の場合はテクニカル分析にあわせて会社のニュースや経営状況に目を光らせておく必要がありそうです。
株もFXも損益通算はできない
株もFXも損失を出した分を確定申告することで、その後3年間分の利益を相殺できます。
利益を相殺する繰越控除をすることで、利益を上げた年の納税額を低く抑えられます。
損失を出した年の確定申告は必須ではないものの、損益通算をして節税するためにも申告することをおすすめします。
株とFXは初心者ならどっち?おすすめはFX!
初心者の方にFXをおすすめする理由について詳しく解説します。
株にもFXにも一長一短ありますが、投資初心者の方であればFXの方が取り組みやすいでしょう。
少ない資金から安全に始められる
FXは少額からでも始められる点が株よりもFXをおすすめできるポイントです。
また、取引量も多いため株よりもテクニカル分析に沿ったチャートパターンが良く現れます。
つまり、深く学習すれば勝ちトレーダーになれる可能性が開かれているのです。
チャートを分析するテクニカル手法を用いた取引に興味がある方はFXの方が楽しく取引できるでしょう。
株よりも価格変動が少ない
株取引の場合、FXよりも価格変動が小さいのが特徴的です。
そのため初心者の場合、安定して取引ができるFXはリスク管理がしやすいという側面もあります。
特に主要通貨ペアである米ドル円やポンド円などは王道です。
まずは値動きが安定している通過ペアから取引に慣れていくことをおすすめします。
FXの方が仕事をしながら取引しやすい
FXは平日であればいつでも取引できるため、昼間会社で勤務しているサラリーマンの方でも取引がしやすいです。
一方株取引は、平日の昼しか開場していないため会社員の方が取引に参加するのは難しくなっています。
もし、会社に勤めながら金融商品を扱いたいとお考であればFXの方が始めやすいでしょう。
売りで取引できるため経験値を得やすい
FXは空売りが可能です。
空売りとは価格が下がりそうなときに行う取引で、売りから投資を始めることを指します。
株においても信用取引を利用すれば空売りは可能です。
FXは差金取引と呼ばれる架空の通貨を売却するという考え方が適用されるため、株よりも空売りはしやすくなっています。
一方、株の空売りは損失のリスクが大きくなるため注意が必要です。
買いでも売りでもエントリーできるFXはトレードチャンスの多い取引だといえます。
株よりFXを始めたい人におすすめの証券会社
おすすめのFX会社を3社紹介します。
いずれの会社も国内を代表する大手証券会社であるため、口座開設する際は選択肢の1つとして検討されることをおすすめします。
株とFXはどっちが楽しい?それぞれの理由を解説
株とFXどちらにも楽しく取引できるポイントが存在します。
ここでは、それぞれの楽しいと感じているポイントについての生の声を紹介します。
どちらの取引がより魅力的かを考えながら見ていきましょう。
FXより株が楽しい理由は銘柄検索が楽しめること
マイナーなポケモンを探すノリで適当に株の銘柄を探してパーティ組むの楽しい、お金も増えるし
— ていじたいしゃとと (@samoto1201) March 18, 2021
米国株投資の醍醐味
どんな大企業も最初はベンチャー企業だった
それが挑戦の連続で
世界的大企業になっていくそういった企業に投資をして応援し
株価上昇となって返ってくる銘柄を探すところから
投資はとても楽しいですよね楽しんで本気を貫きたいですね#米国株
— みみる@米国株投資🇺🇸HQOL (@mimiru_usstock) January 2, 2021
株取引の面白さはたくさんある銘柄の中から投資する銘柄を選ぶところにあります。
この楽しさはFXではなかなか味わえないでしょう。
たくさんの銘柄に少しずつ資産を投資する分散型投資をすることでリスク管理も行えます。
株よりFXが楽しい理由はチャートやエントリーの分析ができること
夜な夜な、FXのチャート分析してました😌
FX勉強しつつ、期待値を考えつつ、エントリーポイントを考えました。勉強をするたびに、より「納得感のあるライン」を引けるようになるので、楽しい。先日の大きな損切りからも、大きな学びがあったので、そこも活かしてます。身銭を切ると、真剣に勉強できる pic.twitter.com/g1w1YwCQvR— マナブ@仮想通貨 (@manabubannai) July 27, 2019
エントリーポイントを探してます(^^)
テクニカル分析をしながら、ニュース速報で情報収集している時間は、相場にエントリーしなくても楽しい時間だ⭐︎
fxのチャート分析📈はお酒のつまみになるなぁ🍻
ユロドル君、戻り売りポイントまで待とう!#fx #fx初心者 pic.twitter.com/h8AshMxnrm
— 親父トレーダー (@cIWVzyeFGTJdNvW) June 13, 2019
FXの場合はチャートを分析するテクニカル分析に面白さがあります。
有名なチャートパターンやインジケーターなどを参考に未来の値動きを予測できる点にFXの奥深さがあるのです。
ギャンブル的な取引にならないようにするためにもテクニカル分析についてしっかり学習した上で取り組むことが大切です。
株とFXはどっちも難しい!投資方法にあった勉強を!
株とFX、どちらも難しい点やメリットデメリットが存在します。
自分の資産状況や性格、働き方などを考慮して自分に合った方を選択することをおすすめします。
いずれにしても継続して学習し続けることが一番大切です。
FXで取引を始めたいと感じた方は、ぜひ今回ご紹介したおすすめのFX会社の口座開設をご検討ください。