初心者トレーダーはどういうところで失敗している?
FXは初めて大損した人っているの?
失敗を回避する方法が知りたい!
このような想いを抱えてはありませんか?
FXの億トレーダーであっても、初心者の頃は失敗をしながら試行錯誤を繰り返しています。
どんなにすごい人であっても最初は初心者であったという事実は変わりません。
つまり、先人の経験や失敗から多くを学ぶことでより効率的に取引成績を改善できるのです。
今回は
- 初心者が損をする11のパターン
- FX初心者が失敗を回避するための方法7選
- FXの大損体験談
について解説していきます。
この記事を読めば、FX初心者が気をつけるべきポイントや失敗を回避するための考え方がわかるようになるでしょう。
ぜひ最後までお読みください。
FXの初心者がやりがちな損ばかりする取引パターン
FX初心者は取引を始めたばかりということもあり、どうしても損失を抱えやすい傾向があります。
取引における失敗の中で試行錯誤をして改善できるトレーダーのみが勝ちトレーダーになれるのです。
ここでは初心者がやりがちな損をする取引パターンを11個紹介します。
初心者トレーダーの方は当てはまっているものがないか確認していきましょう。
- 取引の時間帯を間違える
- 勘でエントリーなど根拠がない
- 他人の情報に踊らされる
- テクニカル分析を信じすぎてしまう
- 複数の通貨ペアで取引する
- 高金利通貨でスワップ狙い
- レバレッジが高く通貨量も多い
- 損切りルールが守れない
- ポジションを持ったまま放置する
- 少ない資金で初めてロスカットに合う
- ナンピン必勝法などリスクあるFX手法を試す
取引の時間帯を間違える
FXでは取引をする時間帯で相場の雰囲気がまったく異なります。
買ったときと売ったときの差額で儲けるFXの性質上、値動きが激しい時間帯の方が多くの利益を得られる可能性があります。
特にロンドン市場とニューヨーク市場が開く深夜の時間帯は値動きが活発になりやすいです。
とはいえ、あまりに値動きが激しすぎても損失を出したときのダメージが大きくなってしまうという問題も考慮しなくてはなりません。
自分が得意とする時間帯を見極めて、その時間帯に合わせて取引をすると失敗が少なくなります。
初心者のうちは色々な時間帯の値動きのクセを見てしまうと、取引の一貫性を持ちにくくなります。
時間帯は固定して取引に臨むと良いでしょう。
勘でエントリーなど根拠がない
初心者トレーダーがありがちなのは勘でエントリーをしてしまうことが挙げられます。
FXで勝ち残っていくためには自分の中で取引のロジックを持って、そのロジックに沿って運用を進めていく姿勢が大切です。
ロジックに従っているつもりでも、自分の気持ちが入ってしまい客観的に見たらロジックに従って取引できていない可能性もあります。
勘で取引をしていても相場の環境が良ければ利益を上げることも考えられます。
勝ちトレードの実績から、自分のトレードの実力と勘違いをしてますます勘のトレードに没入していかないように注意しましょう。
勘で取引していると相場環境が変わった瞬間に大きな損失をたたき出すことになるので、トータルで見たら大きな損失を抱えることになるでしょう。
他人の情報に踊らされる
他人の情報を鵜呑みにしてトレードするのも絶対に避けた方が良いです。
なぜならば、その情報の信用度は発信媒体によってさまざまであり、仮に信用できる媒体であったとしても未来を予言するような情報は存在しないからです。
あくまで自分自身のトレードスタイルを貫いていく中で、利益を積み上げていくという姿勢が大切になります。
つまり他者の情報は、取引をしないという判断をするために使いましょう。
例えば、大きな経済発表のためその相場が乱高下する可能性があるという情報が入ったとします。
実際に相場が乱高下するかどうかはその時になってみないと分かりませんが、リスクが高くなる可能性がある取引は控えておくというのは資産を守る上で重要です。
反対に、「この手法で絶対勝てる!」といった類いの情報は信用しない方が良いでしょう。
相場に絶対はありません。
テクニカル分析を信じすぎてしまう
テクニカル分析は FX で勝ち続けていくためには、確実に勉強しておいた方が良い分析手法です。
とはいえテクニカル分析通りに相場が動くとは限りません。
常に不測の事態について考えておく必要があるのです。
またテクニカル分析とひとことに言っても、分析する時間足の大きさや手法の違いで分析結果が大きく異なることはよくあります。
これはどちらかが正しいというわけではなく、相場を分析するスタンスの違いによるものです。
自分がどういうスタイルで相場を分析していくのかという軸を持っておくことが、勝ちトレーダーになるための必須条件になります。
複数の通貨ペアで取引する
初心者の段階で複数の通貨ペアで取引をするのは避けた方が良いでしょう。
FXにおいては通貨ペアによって値動きの仕方が若干異なります。
ボラティリティが大きめであったりレンジ相場が多めであったりするなど、どの通貨ペアを選ぶかによって利益を出せるかどうかも変わってきます。
初心者の方はドル/円やユーロ/円、ユーロ/ドルのような主要な通貨ペアから取引を始めるのがおすすめです。
スワップポイントが大きい南アフリカランドなどのマイナー通貨ペアは、流動性リスクが高い通貨ペアになります。
初心者の方はこのようなマイナー通貨ペアを用いて為替差損での利益を得ようとするのは避けた方が良いでしょう。
高金利通貨でスワップ狙い
スワップポイントを狙うために高金利通貨に手を出すのであれば、しっかりと勉強をしてリスクを把握した上で始めた方が良いでしょう。
スワップポイントとは2国間の金利の差から生じる利益や損失を表します。
金利の差というのは金利政策の転換によって大きく変わってしまいます。
つまり、各国の経済状況や政策によって左右されてしまうのです。
ポジションを持っておくだけでかんたんに利益が得られるという売り文句もありますが、現実はそこまでかんたんなものではありません。
リスクを把握した上で、挑戦してみたいのであればスワップポイントに取り組むのも良いでしょう。
スワップポイントの手法は以下の記事で詳しく紹介しています。
気になる方はこちらの記事もご覧ください。
レバレッジが高く通貨量も多い
FX初心者においてレバレッジや取引通貨量は最も気をつけるべき点だといえます。
なぜならば、ハイレバレッジかつ取引通貨量も多くしてしまうと少しの値動きで多額の損失を被ってしまう可能性があるからです。
ほとんどの初心者の方は豊富な資金を準備できているわけではないため、あっという間にロスカットに引っかかって追加証拠金を求められる可能性が出てくるのです。
そのような事態を避けるためにも、レバレッジは低く抑え取引通貨量は最小通貨単位で行うようにしましょう。
FX会社によってはレバレッジ25倍で固定されている会社もありますが、そのような場合でも実質レバレッジを調整することで低リスク取引は可能です。
また、最小取引通貨単位も1,000通貨単位から始められる FX 会社で取引すると良いでしょう。
レバレッジと通貨量を適正にコントロールすることで、多少取引に失敗したとしても大きな損失額を抱える可能性を小さくできます。
実質レバレッジのコントロールの仕方についてはこちらの記事に詳しくまとめられています。
リスク管理について知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
損切りルールが守れない
損切りルールを徹底することは初心者トレーダーのみならず、全てのトレーダーにとって大きなハードルになります。
なぜ損切りルールを守れなくなるのかと言うと、損切りせずにポジションを保有しておいても相場が回復して結果的に利益確定をすることもよくあるからです。
つまり、損切りをしない方が結果的に得になるという錯覚を起こしてしまいます。
しかし、本質は異なります。
10回のうち9回は損切りをせずにポジションを保有しておくことで利益確定できたとしても、1回は相場が回復しない可能性があります。
相場が回復しなければみるみるうちに損失は膨らんでいきます。
これがコツコツドカンの要因です。
コツコツと利益を積み上げても1回の損切りミスでドカンと損失を計上してしまいます。
ポジションを保つために必ずリスクヘッジをすることが大切なのです。
そのためにも、仮に相場が回復したとしても損切りライン終わったらしっかり損切りをするという姿勢を身につけましょう。
ポジションを持ったまま放置する
ポジションを持ったまま放置するのも絶対避けなくてはいけません。
ポジションを持ったのであれば必ず出口戦略も考えておくようにしましょう。
利益確定をするタイミングや損切りをするタイミングについてその判断基準を明確にしておくことで、予想外のリスクは避けられます。
もちろんスイングトレードのように長期保有を前提とした取引である場合は別です。
デイトレードのような比較的短期時間足でポジションを決済するようなスタイルで長期保有をしてしまうと、ロスカットに引っかかる可能性も高くなります。
総資産額や証拠金維持率についても、定期的に見直すようにしましょう。
少ない資金で初めてロスカットに合う
少ない資金で取引を始めるとロスカットに合う可能性も高くなります。
FXでは資金が多ければ多いほど有利にはたらくと言われるのは、含み損を耐えられるだけの資金があることに他なりません。
つまり資金量が少なければ少ないほど、少しの値動きの含み損でロスカットにかかってしまう可能性が挙げられます。
とはいえ最初から莫大な資金を準備するのは難しい人がほとんどでしょう。
対処法としては、ロスカットラインをしっかり把握しておくことが大切です。
ロスカットに引っかかるとあなたに証拠金を準備しないと取引できません。
ロスカットラインが証拠金維持率は何パーセントなのかについてはFX会社によって異なります。
自分が利用しているFX会社のロスカットラインを正確に把握しておきましょう。
ロスカットについて詳しくまとめられた記事はこちらになります。
気になる方はご覧ください。
ナンピン必勝法などリスクあるFX手法を試す
FXの手法にはリスクの高いものもたくさんあります。
例えば、ナンピンなどはリスクの高い手法の典型例です。
ナンピンとは、相場の値動きと逆方向のポジションを複数持つことで取引コストを下げる手法のことを指します。
一緒に逆張り的な手法になるため、初心者にとっては非常に難易度の高いやり方だと言えるでしょう。
しかも、ポジションを積み増ししていく手法でもあるためそれなりの資金量も必要になります。
FXの取引に対してある程度の知識や経験を持っていて、勝つ準備できる証拠金も潤沢にあるトレーダーであればトライしてみる価値はあるかもしれません。
一般的な初心者トレーダーは手を出さない方が良い手法だといえるでしょう。
他にもマーチンゲール法といったような、リスクが高い手法はたくさん存在します。
基本的には初心者トレーダーにおすすめしませんが、 どのような取引手法か興味がある方はこちらの記事もご覧ください。
FXの初心者がやりがちな失敗を回避する方法は?いくらから始める?
FX初心者はどのようなポイントで失敗するのでしょうか?
実は、初心者の方が陥りがちなつまずきポイントは共通しています。
ここでは、同じ轍を踏まないために失敗を回避するための方法を7つ紹介します。
取り入れられそうなものがあれば、ぜひ取り入れてみてください。
- 取引時間帯は夜がおすすめ
- 最低10万円を用意し低レバレッジで始める
- OCOやIFDなど注文方法を工夫する
- FXはナンピンで勝てるなどの情報に惑わされない
- 負けに拘りすぎず取引経験を積む
- トレード記録を残しておく
- 損切りラインを明確に決めて守る
取引時間帯は夜がおすすめ
相場の値動きが活発になる夜の時間帯に取引をするのがおすすめです。
その理由としては、比較的安定性が高い米ドル/円の通貨ペアであってもトレンドが発生しやすい時間帯だからです。
副業トレーダーの方にとっては、昼に会社で勤めた後に夜の時間帯で取引ができるため都合が良い時間帯だと言えます。
初心者の方は、通貨ペアを主要通貨ペアに固定し時間帯は夜の時間帯で取引を始めて見ましょう。
最低10万円を用意し低レバレッジで始める
初心者トレーダーの方であっても FX に使える準備資金として最低10万円は準備しておきましょう。
レバレッジを25倍に固定すれば実質5万円以下でも取引に参加することは可能です。
とはいえ、資金量が少ないのに加えてハイレバレッジで取引をするとわずかな抱え損でロスカットにかかる危険性が高くなります。
つまり、非常に損をしやすい取引環境になってしまうのです。
初心者トレーダーの方で資金が潤沢に準備できない方であっても、10万円は必要最低限のラインだといえます。
最小取引通貨単位が1,000通貨単位の FX 会社を選び、かつレバレッジを低めに設定することで少ない資金であってもリスクも高い取引は避けられます。
FXに使える余剰資金が多ければ多いほどリスクマネージメントがしやすくなることは押さえておきましょう。
OCOやIFDなど注文方法を工夫する
OCO注文とは2つの注文を同時に出せる予約方法です。
為替レートを指定しておくことで、将来その価格になったときに自動で注文を出してくれるシステムです。
例えば、現在相場が110円だった場合、111円になったら自動的に新規の売り注文を入れ、109円になった場合は自動的に新規の買い注文を入れるというような使い方ができます。
もちろんこのとき、片方の注文が通ったらもう片方の注文は自動的にキャンセルされます。
IFD注文はエントリーと決済を予約できる注文方法です。
例えば、現在レートが110円だったとき、109円のタイミングで買いエントリーをして111円になったときに売りで決済をするといった売買パターンをあらかじめ注文できます。
もちろんこのシナリオ通りに価格が推移すれば、注文を入れておくだけで自動で利益が確定します。
この仕組みはもちろん損切りにも活用できます。
このような予約注文を活用することで、画面の前に居なくても取引可能です。
FXはナンピンで勝てるなどの情報に惑わされない
結論から言うと、初心者の方はナンピンのようなハイリスクな取引手法には手を出さないほうがよいでしょう。
ナンピンという手法がインチキだというわけではなく、理論的には上手に活用することで利益を積み上げることは可能です。
しかし、相場の見極めの難しさや多額の抱え損に耐えられるだけの資金量が必要になるという問題です。
初心者の方にとっては精神的にも資金的にもリスクが高すぎる手法になります。
FXに限らず投資はリスクヘッジが最も大切です。
つまり、リスクに対する許容度が大きくない初心者のうちはできるだけ小さなリスクで取引の経験を積み上げていくことが大切になるのです。
負けに拘りすぎず取引経験を積む
初心者トレーダーにありがちな特徴として、取引の勝ち負けにこだわりすぎるという傾向があります。
大切なのは勝率とリスクリワードレシオのバランスです。
リスクリワードレシオとは勝ちトレード額と負けトレード額の比率を表すものになります。
勝率が9割でも1割の負けトレードで積み重ねた利益を吹き飛ばしてしまっていては元も子もありません。
つまり、勝ち負けにこだわりすぎることなく利益確定と損切りの値幅のバランスにも気を配る必要があるのです。
初心者のうちは経験や知識の少なさから取引で負けてしまうことも多いでしょう。
1回1回の取引に一喜一憂することなく、コツコツと取引の仕方を改善していくことで利益を取れる確率も高くなっていきます。
トレード記録を残しておく
トレードの記録をつけておくことは、取引の質を向上させるために最も重要な手段になります。
ロジックにそって取引をしているようでも、自分の性格や考え方のクセによって都合のいいように反応してしまっているポイントは誰にでもあるものです。
そういった判断の歪みが損失につながっていないかを客観的に分析する必要があります。
特にエントリーした理由や決済した理由などはその都度記録しておくと良いでしょう。
自分が記録した取引の理由の中に、感情的な側面がないかを客観的に分析することで合理的なトレード手法が身についていきます。
損切りラインを明確に決めて守る
損切りラインを明確に決めてそれを守ることはリスクをコントロールする上で非常に大切です。
反対に、損切りラインを守れず気分に流されたトレードをしていると大きな損失を抱える可能性が高くなります。
痕跡相場がどちらに動くかはテクニカル分析なのである程度の予想は立つものも、確実にその通りになるという保証はどこにもありません。
つまりこれよりも下に下がったら損失を確定するという判断基準が自分の資産を守ることになるのです。
もちろんそうにつながるポイントでエントリーしないという分析眼も大切ですが、損切りラインに沿って損を確定させるメンタリティ持ち合わせておきましょう。
FXは失敗でホームレスになるからやめとけ?大損体験談まとめ
ここでは FX で大きく失敗してしまった人の体験談を紹介します。
このような声を聞くとFXを始めない方が良いと感じてしまう方も多いでしょう。
FXでリスクコントロールの仕方を間違えると悲惨な結末になることを理解しておくことも大切です。
自分の資金面や性格面に合わせてFXを始めるかどうかを考えると、自分なりの答えが見えてくるでしょう。
負け続けてホームレスになりかけた
それでもたまの大勝でなんとか食いつないでいるという有様でした。
しかしそんな猫も本来の目的である「億万長者」とは正反対のホームレス生活を目の前にして
心に火が付きトレーダーとしての闘争本能が芽生えて不眠不休で無我夢中で相場と戦い
ついに念願の専業トレーダーになったのです。— FXトレーダー猫 (@nekomeetsfx) October 12, 2021
旦那がFXで借金600万円
結局借金は600万ありましたあああああ!
30時間の間に30万→400万→600万と増えていったぜそして全額義両親がたてかえてくれる事になりました
とりあえず、離婚は一旦保留にして、私は今のパートから正社員での職探しになります😡
借金の理由はFXです、負けを取り返そうと借金を重ねたみたい
— はるぶー (@haruharu_buuuuu) October 10, 2021
FXで資金がなくなり消費者金融で借金
FXで60万溶かした
アイフルで30万借金したからもう人生終わったわ。
お父さんお母さん今までありがとう— カリカンジャロス (@karikan6150) December 3, 2020
FXで失敗しない手段 | デモトレードを活用しよう
失敗しない方法は練習することが一番有効でしょう。FXの練習はデモトレードで行うことがいいので、FX初心者に以下の取引所をおすすめします。
FXの初心者がやりがちな失敗にはパターンがある!リスク回避は徹底しよう
FX初心者が陥りがちなパターンを先に理解しておくことで、同じような失敗をすることは防げます。
ここで紹介したポイントを参考にして、取引成績の向上に役立ててみてください。
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