国内でFXを始める前に確かめておきたいことを10項目にまとめました。どれも「心構え」ではなく、法令や各社の公表ページで確かめられる条件です。当サイトが国内10社の公表ページから記録している値を添えています。売買のやり方や勝ち方は扱いません。
1. 取引する会社が金融庁に登録されているか
国内で個人向けにFXを提供するには、金融商品取引業の登録が必要です。登録の有無は金融庁の登録業者一覧で確かめられます。当サイトが扱う10社の登録番号は、それぞれの業者ページに載せています(例:SBI FXトレードは関東財務局長(金商)第2635号)。
2. レバレッジの上限は25倍
国内のFX業者が個人に提供できるレバレッジは最大25倍です。必要な証拠金は「為替レート × 数量 ÷ 25」で、1ドル=150円と仮定すると1万通貨で6万円です。計算の例は証拠金の計算方法にあります。
3. ロスカットの水準は会社ごとに違う
証拠金維持率が一定の水準を下回ると、ポジションが強制的に決済されます。当サイトが2026年8月29日に公表ページで確認した例では、みんなのFX は100%以下、DMM FX は50%以下、JFX は有効比率100%未満、松井証券は利用者が選ぶ方式でした。同じ資金と数量でも、ロスカットまでの値幅が変わります。
4. スプレッドの掲載値は時間帯つき
多くの会社は、掲載しているスプレッド(USD/JPY で0.2銭など)を適用する時間帯を決めています。たとえば午前9時〜翌午前3時の会社では、早朝の時間帯は掲載値が適用されません。各社の時間帯はデイトレードの取引コストと時間帯にまとめています。
5. 経済指標の発表時はスプレッドが広がりうる
国内の多くの会社が、経済指標の発表時や相場の急変時にスプレッドが広がりうると公表しています。どこまで広がるかの上限を公表している会社は、当サイトの記録にはありません。米国雇用統計の発表時刻などは米国雇用統計とFXの関係を参照してください。
6. 最小取引単位は1通貨〜1万通貨
当サイトの記録では、1通貨から(SBI FXトレード・OANDA証券・松井証券)、1,000通貨から(GMOクリック証券・みんなのFX・LIGHT FX・JFX・三菱UFJ eスマート証券・ヒロセ通商)、1万通貨から(DMM FX)です。USD/JPY が1円動いたときの損益は、1,000通貨なら1,000円、1万通貨なら1万円です。
7. スワップポイントは毎日変わり、まとめてつく日がある
日をまたいで保有すると、通貨の金利差に応じたスワップポイントが付与または徴収されます。値は日ごとに変わり、土日・祝日のぶんが特定の日にまとめてつきます。同じ日でも、買いの受け取りより売りの支払いのほうが大きいのが当サイトの記録の傾向です。詳しくはスイングトレードとスワップポイントにあります。
8. 預けた証拠金は信託で区分管理される
国内の店頭FXでは、顧客から預かった証拠金を会社の資産と分けて信託で管理すること(区分管理)が法令で求められています。各社が公表している信託先などはFXの信託保全の記事にまとめています。
9. 利益には申告分離課税がかかる
国内の店頭FXの利益は、先物取引に係る雑所得等として申告分離課税の対象で、税率は所得税・復興特別所得税・住民税を合わせて20.315%です(国税庁 タックスアンサー No.1521)。申告が必要かどうかは所得の状況によって変わるので、国税庁の説明で確認してください。
10. デモ口座で条件を画面で確かめる
当サイトが2026年8月26日に調べたところ、10社中7社がデモ口座の案内ページを公表していました。デモ口座では、スプレッドの表示が時間帯でどう変わるか、証拠金維持率がどう動くかを、お金をかけずに見られます。確かめ方はデモ口座で確かめる本番の取引条件にまとめています。
出典
- 金融庁(金融商品取引業者の登録、個人向け店頭FXの証拠金規制)
- 国税庁 タックスアンサー No.1521 外国為替証拠金取引(FX)の課税関係
- ロスカットの水準・スプレッドの適用時間帯・最小取引単位・デモ口座:各社の公表ページ(取得元と取得日は当サイトの業者ページと各記事に記載)
